Ju-87
とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)/犬村 小六
¥660
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あらすじ
『「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。
次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?
...圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる!
蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。』
なんだまたこんなのか
・・・12000km!?
圧倒的な航続能力を誇った零戦21型でも落下タンク搭載で3000kmちょい
その約4倍をどうやって飛ぶんだ!
第一水上機って言って表紙の零戦っぽい飛行機にはフロートがないじゃないか!
とつっこみたかったが
まぁそんな野暮なこと言っては小説は読めん、それはタブーだと心の中で決めて読み始めた
その12000kmという距離の疑問はすぐ解決
その水上偵察機とやらは着水している間海水を使って発電するそうな
この世界の飛行機(作中では『飛空機』)は全てこの電池で飛ぶ、環境にやさしい飛行機らしい
ちなみにフロートは引き込み式らしい、無理がある気がしたが問題は物語の中身だ
あ、そういやあれだけの荷物を単発機のどこに入r(ry
ありがちな展開もあったが面白い作品だった
厳しい階級社会で最下層に位置する主人公っていうのがよかったな
空戦の描写もなかなかよかった、まぁ他はお約束だろう
作中に登場した大瀑布という場所はエスコンゼロでいう円卓的な存在か
敵の戦闘機「真電」は大戦時の戦闘機に少し知識がある人が見ればすぐピンと来るでしょうw
あのイカを逆ガル翼にするだけでこれほどにSFチックな外見になるとは
ラスト手前の敵エースとの空戦がよかったなぁ
敵同士が互いに敬礼しあうっていうのがたまらない
戦闘機に興味がない人が読んでも楽しめる作品だと思う
つい最近読んだ「翼に日の丸」も面白かったな、こっちはガチの戦争ものだったが