梅雨入りしたので、その通りのお天気です。
ジメジメして気持ち悪い~~~
こんな時は、エアコン入れた方がいいのだろうか?
湿気はあっても、気温はそれ程高くないのよね。だから、エアコンつけると寒くなっちゃいそうでね。
夏野菜が安く出回って来ているけれど、その中で美味しそうな太いアスパラがあると、つい買ってしまうんです。
アスパラ、大好きで。
シンプルに茹でてマヨネーズが結局一番美味しいんじゃないかと思うけれど、バターで生のまま焼いても美味いしね。
アスパラと言えば、いつも思い出すのが浪人時代のこと。
私は賄い付きの下宿をしていたんだけれど、そこの家は普通の一軒家で、一階が大家さん家族の住まい、二階が私たち下宿人の部屋になっていました。
普通の家だから、当然トイレもお風呂も一階に一つずつしかなくて、「○○さーん!お風呂どうぞ~!」と言われなければ入浴出来ないし、食事も「ご飯ですよ!」と呼ばれて、一階の居間に行ってそこの家族と一緒に食卓を囲むんです。
大家さんは、未亡人で働いていて、高校生の息子が一人いました。
大家さんは、働きながら私たち下宿人の食事の世話などもしていたので、かなり大変だったでしょうね。
食事もあまり期待できるようなものは出ず、質素でね。
下宿人は、私ともう一人の同い年の女の子の二人だけ。
そのもう一人は、とても優秀で真面目で性格もいい人だったので、襖しか隔ててない隣の部屋同士で、時々お菓子食べたりお喋りしたりしてね。
彼女とは、結局同じ大学に合格できたんだけれど、大学入学してからは全く会うこともなくなってしまったのよね。
その彼女の友達に北海道に住んでいる人がいて、その人から北海道のアスパラが送られてきて
その頃、生のグリーンアスパラなんて、今のように普通に買えるようなものじゃなくて、その北海道産のアスパラを見て「こんなに太いアスパラがあるんだ!」とビックリしました。
生のアスパラを茹でるには、一階の台所で大家さんにお願いしなければいけないけれど、彼女は、自分たちだけで何とか茹でて二人で食べる方法はないかと考えて・・・。
そのアスパラ、大家さん家族におすそ分けするほど沢山はなかったの。二人で食べて一回でなくなるくらい。
丁度、彼女が電気湯沸かし器を持っていたので、その中にアスパラを入れて茹でて、小さなマヨネーズを買って来て、それをつけて食べました。
本当は、電気湯沸かし器に水以外入れてはいけないんだけれど、「少しくらい大丈夫じゃない?」って。
茹でたての熱々のアスパラにマヨネーズをつけて、一口食べた時の彼女の「美味しいね~!」の言葉が今でも忘れられません。
確か一本ずつくらいしか食べなかったけれど、北海道ではこんなに美味しいアスパラが食べられるんだな~と思って食べたことを、今でも思い出すの。
いつも質素な食事で、食事を楽しみにするなんてことはなかったので、浪人時代ではこのアスパラが一番美味しかったかも?
好き嫌いの多い私が、賄い付きの下宿をするなんて、とても苦しい浪人時代でしたね~。
隣の彼女と、電気湯沸かし器の中から一本ずつアスパラを取り出して、ハフハフ言いながら食べたこと、太いアスパラを見ると何となく思い出すんです。
あんな些細なことに、凄く幸せを感じたなぁ。
そんなどうでもいい思い出話でした。