ネコ好き必見!猫にまつわる神社&お寺を訪ねて雪の新潟へ
【記事】
かわいいというよりは、ちょっと迫力がある猫。
そもそもなぜ、「猫瓦」なんてユニークなものが作られたのか?
由来候補は2つ。
ひとつは、寺に悪さをする化け猫がいて退治したという話。
もうひとつは江戸時代に日光東照宮の眠り猫の彫刻で有名な「左甚五郎」が彫った「猫面」が奉納されており、その猫面が、祭が始まると喜んで鳴き、火事の際は鳴いて知らせたのだという。その猫面が、魔除けとして敬われてきたからという話。
普光寺としては後者推し。左甚五郎作と伝わる猫面が魔除けとして敬われたが、1931年の火災で焼失してしまったため、猫面の代わりに毘沙門堂を守っていたのだろう。
お寺を出たらお昼前。腹が減ってきたので、参道にある和食処「寿多家」にお邪魔した。正式には「多」を崩した字に濁音がついており「すだや」と読む。
寒かったので、鍋焼きうどんを注文。冬はこういうのがありがたい。
さてごちそうさまでした……とレジに向かうと、カウンターの前に、使用感のある巨大な和ろうそくが立っている。
これは何かと聞くと、以前普光寺の3月3日のお祭りで実際に使った30kgのろうそくだという。
「その足元も見てください」
ん? と視線を下げると、なんとそこに「猫瓦」!
それも本物。
毘沙門堂の屋根を銅葺きにする際、降ろされた猫瓦を譲ってもらったのだという。
というわけで、思わぬところで11個目と遭遇。うれしい。
。。。(記事抜粋)。。。