月見る月、今年は8日(月曜)!
中秋の名月…本当の楽しみ方とは
【記事 】
暦を見て、「え~、もう中秋の名月?早くない?」
と思った人もいるんじゃないだろうか。今年は9月8日だが、
去年は19日、一昨年は30日だったから、
暦の都合(旧暦の8月15日にあたる日)とはいえちょっと早め。
京都では「観月」イベントが多く、観光客にも人気だ。それだけ古来、
日本人は月が好きだったということだろう。
昔は、月見というのに上を見なかったという話も!?。
京都に今も残るお公家さんの家、冷泉家を取材したさい、
「お月見には空のお月さんを直接見るのではなく、
たらいの水に映して見るもんやった」と聞いてびっくりしたことがある。
ゲンが悪いとか、上品じゃないとか、水を鏡に見立て霊力が増すと考えたから…など、
その後聞いた理由はさまざまだったが…。
実際、酒や水を入れた杯に映る月を見て、飲み干して宴を楽しむ…
ということも多かったそうだ。
酒好きにとっては、これほど風流な楽しみ方はないだろう。
飲めば霊力が宿ると考えても不思議はない。もちろん、
月は直接見た方がきれいだと思うけれど。
こんな和歌をご存じだろうか。
「月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」。
まるで早口言葉みたいだが、だれがよんでもすぐ意味がわかって
おもしろい歌の1つ。
実は中秋の名月は満月とはかぎらない(今年の満月は9月9日)。
それでも、中秋の名月は一番美しいとされてきた。
秋は空気がきれいに澄むから…という理由もあるだろう。
でも、京都という盆地の都では、厳しい夏を乗り切って過ごしやすく、
収穫の秋を迎えて人々の心に余裕ができる時期だったんじゃないかと思う。
秋のスイーツを並べたみたいだが、十五夜は別名「芋名月」、
十三夜(旧暦9月13日の夜。
十五夜に対して後の月と呼ばれ愛でる習慣があった)は「栗名月」と呼ばれている。
中秋の名月は、古くは中国から入って宮中の行事なったものだが、
十三夜は日本独自の風習だそうだ。
栗をお供えすることからきた名称で、栗の収穫時期と重なっていることは想像がつく。
十五夜と十三夜はほぼ1カ月違いで、両方見るのが良いとされた。
というより、片方だけだと「片見月」といって縁起が悪いと考えられたそうだ。
ちなみに今年の十三夜は10月6日。
合わせて、サトイモ菓子やマロン菓子を食べてみるのも楽しいかも。
。。。(記事抜粋)。。。