Ryo Daimonji Blog
雨戸あけて水鶏も啼くといふ貸家 高浜虚子
貸家のキャッチコピーのような句である。朝、開けて雨戸を開けた時などに水鶏の鳴き声も聞こえてくるんですよ、とおっしゃる。しかし、私は水鶏の鳴き声を聞き親しんでもいないし、アイフォンで聴いてみるのですが、小綬鶏の掬い上げるような鳴き声の方が夏の朝には似合うように思うんですが、いかがでしょうか。庶民的な貸家でこれと言って気を引くこともない立地で、とっさにでた売り言葉である。大した口上でもないが、作者には意外に気にいる言葉であった、さすが俳人である。