Trigger Music Records

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H25.8月号の発行です。

今月はコンテンツが少ないですが・・・


【CDレビュー】

BURNING OATH / ANTHEM

BEAT out! / GLAY

FAKE STAR~I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER~ / 黒夢

Straight Out of Hell / Helloween


Skid Row / Skid Row



是非お時間のあるときにでもお読みいただければ幸いでございます。



TRIGGER MUSIC 編集部一同

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【80点】

FAKE STAR~I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER~


【4th / 1996】



黒夢『FAKE STAR ~I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER~』



①Noise Low3


②FAKE STAR


③BEAMS (FAKE STAR VERSION)


④BARTER


⑤I "SUNNY'S VOICE"


⑥SEE YOU (FAKE STAR VERSION)


⑦REASON OF MYSELF


⑧II


⑨SEX SYMBOL


⑩Cool Girl


⑪S.O.S


⑫III


⑬HYSTERIA'S


⑭ピストル (FAKE STAR VERSION)


⑮夢


⑯「H・L・M」 is ORIGINAL


⑰IV "EITHER SIDE"




ボーカルの清春とベースの人時の2人バンドによる4thアルバム。


チャート最高1位を獲得した。


曲数17曲と多いように見えるが、そのうち4曲は短いインスト(というよりSE的)となっている。


相変わらず、シングル曲以外は皮肉・批判全開の激しい曲が多い。



#2 FAKE STARは当時のJ-POPを強烈に皮肉った1曲。


「狂った虚像へらへらするな」という歌詞がとても印象的で、さらにチャートを席巻している奴らがホンモノなら、「僕は偽物でいい」という感性が凄まじくかっこ良い。


人時のベースも大暴れしており、ベースソロも楽しめる。



#3 BEAMSはシングル曲。


「鮮やかに色付いた」が「朝焼けに色付いた」と聴こえてしまうが、曲としてはキャッチーでわかりやすい曲である。


PVを見ても思うが、清春のファッションセンスは当時から飛び抜けていたんだなぁとシミジミ思う。



#4 BARTERも批判の曲。


業界用語で言うバーターの事を歌った曲。



#11 S.O.Sはモールス信号をリズム化しているのがおもしろい。



仮歌をそのまま使ったという#16 「H・L・M」 is ORIGINAL。


何を歌っているかは本人のみぞ知るだ。



当時の音楽業界に真っ向から立ち向かう姿勢は賞賛に値する。


楽曲の激しさとも相まって、清春の主張が強く伝わってくる。


こういうバンドが増えてくれば、日本のROCKシーンに風穴あけてくれるのではないか思ったりもするが、現実は難しいのだろうな。



作品としては最高にカッコイイが、個人的に彼のボーカルスタイルは2、3曲でお腹いっぱいになってしまうのが私にとっては難点か。









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【95点】
BEAT out!

【2nd / 1996】

GLAY 『BEAT out!』

①More than Love

②Yes, Summerdays

③原色の空 (Cloudy Sky)

④Trouble on Monday

⑤Together

⑥月に祈る

⑦生きてく強さ

⑧週末のBaby talk

⑨グロリアス

⑩軌跡の果て

⑪Miki Piano

シンプルなジャケットとは裏腹に、「これでもか!!」という程、両曲が詰め込まれた名盤。

それがGLAYの2ndアルバム『BEAT out!』だ。

このアルバムで、GLAYは初のオリコンチャートNo1を獲得している。

ライブでもオープニングを飾る事が多い#1 More than Love。

ハードさの中に爽快さが光る「最高のオープニングナンバー」だ。

切ないギターフレーズが印象的な#2 Yes, Summerdaysも、初期のGLAYの名曲だ。

Bメロ~サビでの盛り上がりは秀逸である。

#5 Togetherは7分を超える美しいピアノバラード。

#6 月に祈るは疾走感が心地よく、#7 生きてく強さはライブでの盛り上がり必至のミドルナンバー。

もはや言葉で語る必要のないGLAYの代名詞#9 グロリアス。

今でも青春の代名詞と言えばこの曲!という方も多いのではないだろうか。

いつ聴いても、胸に残るメロディが心を揺さぶる、最高の作品であると思う。(私が世代だからということもあるが・・・)

これから始まる、GLAYの快進撃を決定づけた、日本のRock史上に残る名盤だ。

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【98点】

Skid Row


【1st / 1989】



Skid Row 『Skid Row』



①Big Guns


②Sweet Little Sister


③Can't Stand the Heartache


④Piece of Me


⑤18 and Life


⑥Rattlesnake Shake


⑦Youth Gone Wild


⑧Here I Am


⑨Makin' a Mess


⑩I Remember You


⑪Midnight / Tornado




1986年ニュージャージー州のトムズリヴァーで、ギタリストのデイブ・スネイク・セイボと、ベーシストのレイチェル・ボランを中心に結成され、ボーカルにセバスチャン・バックを迎えて制作されたSkid Rowの1st。




ボンジョヴィの援助を受けてデビューしたが、必ずしもそのフォロワーといった音楽性では無く、「良き時代のハードロック」を堪能することのできる作品となっている。




「運と人脈」「ワイルド&セクシーなフロントマンの容姿」そして「楽曲の良さ」と三拍子揃っており、これで売れないほうがおかしい程のポテンシャルを持っている。




当時のアメリカンハードロックの荒々しさ前面に押し出した#1 Big Guns。


ハードに疾走する#2 Sweet Little Sisterと、立て続けに良曲が続く。




実話を基にした#5 18 and Lifeは未来に語り伝えるべき名曲。


若者たちの慟哭と葛藤が痛いほど伝わってくるバズの歌唱は圧巻だ。




心を奮い立たせてくれる#7 Youth Gone Wild。


サビの漢クサいコーラスがたまらない。




そして最高のハードロックバラードである#10 I Remember You。


基本は爽やかな曲調であるが、サビでの神がかったバズの歌唱も相まって、涙を誘うというよりは寧ろ鳥肌モンだ。




最後になるが何度でも言おう。


これが売れないほうがおかしい程、名曲揃いでカッコイイのだ。



私はこの作品を聴き始めて10年以上が経過したが、このワイルドになったヤング達の魅力に、未だに鳥肌が止まらない。




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H25.7月号の発行です。

なんとか順調に発行できて嬉しい限り!

【CDレビュー】

Balls to the Wall / ACCEPT

Gather The Faithful / Cain's Offering

BE CRAZY / CRAZE

LA VIE EN ROSE / D'ERLANGER

Sucker For A Pretty Face / Eric Martin Band

Voice of Reason / HAREM SCAREM

Extreme Behavior/ Hinder

Tierra / L'Arc~en~Ciel

PRIVATE ENEMY / PIERROT

手をつなごう / 太陽族



是非お時間のあるときにでもお読みいただければ幸いでございます。



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【85点】

GATHER THE FAITHFUL

【1st / 2009】

Cain's Offering 『Gather The Faithful』

①My Queen Of Winter

②More Than Friends

③Oceans Of Regret

④Gather The Faithful

⑤Into The Blue

⑥Dawn Of Solace

⑦Thorn In My Side

⑧Morpheus In A Masquerade

⑨Stolen Waters

⑩Tale Untold

⑪Elegantly Broken

若きギターヒーローとして一躍注目を浴びたEx SONATA ARCTICAのヤニ・リマタイネンが、兵役から帰還後に新たに始動したニュープロジェクトであるCain's Offering のデビュー・アルバム。

なんといっても、同郷の先輩であるSTRATOVARIUSのティモ・コティペルトをボーカルとして迎えている所が一番の注目ポイントだ。

音楽性は、両バンドのファンの期待を決して裏切ることのない、メロスピ・メロパワ路線で、それにプログレのエッセンスを注入したような中身となっている。

疾走曲で掴みはOKの#1 My Queen Of Winterや、イントロのきらびやかなキーボードパートが映える#3 Oceans Of Regretなど、序盤からこの作品の真髄が遺憾なく発揮される。

#4 Gather The Faithfuのようなプログレ的な展開の曲も違和感なく作品の中に溶け込んでいる。

#6 Dawn Of Solaceは今現在のSONATA ARCTICAの方向性にもやもやしているリスナーを一気に引きこむことうけ合いの疾走ナンバー。ヤニ様にはこういうのを待ってたんだよ!

#11 Elegantly Brokenで静かに作品の幕を閉じるところも好印象。

前述したとおり、僕のような初期SONATAにノックアウトされたような人間には最高のカンフル剤となった。

ギタリスト主導のプロジェクトにしては、ギタリストのエゴはあまり感じられないし、ボーカルもゲスト参加で「とりあえず歌いましたけど何か?」的な感じもない。

プロジェクトだけど、バンドに近いフィーリングが感じられ、今後の展開が非常に楽しみである。

しかし、掛け持ちのメンバーが多い中、新作が出るのがいつになるか?

それが心配だ。

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【76点】
Sucker For A Pretty Face

【1st / 1983】

Eric Martin Band 『Sucker For A Pretty Face』

①Sucker For A Pretty Face

②Don't Stop

③Private Life

④Ten Feet Tall

⑤Letting It Out

⑥Young At Heart

⑦Just Another Pretty Boy

⑧One More Time

⑨Catch Me If You Can

⑩Love Me

後にMR.BIGのボーカリストとして華々しい地位を得たエリック・マーティンの若かりし日の作品。

「MILE HI」というサンフランシスコのバンドを母体に結成されたバンドだ。(正確にはデビューを機にEric Martin Bandに改名。よくある話だ・・・。)

現TESLAのトロイ・ルケッタがドラム、後にMR.BIGを手掛けるケヴィン・エルソンがプロデュースしている。

アルバム・タイトルでもある#1 Sucker For A Pretty Face。

軽快なドラミングからスタートし、仄かな哀愁が漂う曲だ。

驚いたのは、エリックのブラック・フィーリング溢れる歌唱スタイルの片鱗がこの時代からある程度垣間見られることだ。

#5 Letting It Outではエリックのピアノが聴けるバラード。

若さ溢れる躍動感(なんかスポーツの解説みたい・・・)が伝わってくる。

当時のアメリカの西海岸のイメージ満載の#9 Catch Me If You Can。

この時代の雰囲気が好きな私はHR/HM関係なく、この曲が大好きだ。

若かりし日のエリックは、当時からスター然としていたというから、バンドが長続きすることもなかっただろう。

このバンドはこれ1作で解散。(バンドに向上心がないからという理由らしい)

MR.BIGを結成するまでの間、エリックはソロシンガーの道を歩むこととなる。

しかし、このマイケル・シェンカー・グループのバンドロゴ意識しまくりのバンドロゴはどうにかならなかったのだろうか?

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【92点】
Extreme Behavior

【1st / 2005】

Hinder 『Extreme Behavior』

①Get Stoned

②How Long

③By the Way

④Nothin' Good About Goodbye

⑤Bliss (I Don't Wanna Know)

⑥Better Than Me

⑦Room 21

⑧Lips of an Angel

⑨Homecoming Queen

⑩Shoulda

アメリカのオクラホマシティで2002年に結成されたハードロックバンドの1stフル・アルバム。

全員が同じ大学の同級生で、栄光を手にした素晴らしいバンドである。


#1 Get Stonedの乾いた寂寞感がたまらない本作のスタートだが、嗄れた男臭い歌声にいきなり心を奪われる。

若く勢いのあるバンドのデビュー作にしては程よく力が抜けている感じがあり、その余裕さに驚きを禁じ得ない。


#2 How Long、#3 By the Way、#4 Nothin' Good About Goodbyeと、たたみ掛けるが、そのどれもがミドルテンポで力強く、渋い楽曲が続く。


オースティンの歌声を一番引き出す曲作りだとつくづく感じる。

歌い手のエゴと演奏陣のエゴがぶつかっていいものが出来る場合と、お互いに寄り添っていいものができる場合とがあるが、このバンドの場合は確実に後者であろう。

#8 Lips of an Angelは美しくも逞しいバラード。

ハードロックバラードとはこうあるべし!という曲に仕上がっている。

このアルバムの売上は100万枚を超え、プラチナムディスクを獲得した。その後アメリカで300万枚以上を売り上げたモンスター・アルバムだ。

アルバム全体を見ても、ファストチューンは存在せず、「もの悲しさ」「ミドルテンポ」「渋さ」といった要素が前面に押し出されている。

音質は古臭さも残したアレンジになっているが、そこがまた懐古的なリスナーに響くのかもしれない。

今後が楽しみなバンドの出現に、素直に喜びを表現させていただきたい。

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【90点】
LA VIE EN ROSE(紙ジャケット仕様)

【1st / 1989】

D'ERLANGER 『LA VIE EN ROSE』

①Under The Pretense

②La Vie En Rose

③1999 -Shyboy Story-

④Dear Secret Lover

⑤Sadistic Emotion

⑥An Aphrodisiac

⑦Indecent-Two-Persons

⑧Lullaby

⑨Can't Live Without You
⑩Lazy Sleazy

X JAPANと同時期に活躍した伝説のヴィジュアル系バンドD'ERLANGERの1st。

ボーカルのKYOとドラムのテツは、X JAPANのHideと横須賀サーベルタイガーというバンドをしていた経歴の持ち主であり、ギターのCIPHERは44MUGNUMのJIMMYのローディをしていた。

#2は彼らの名を世に知らしめ、後に定番となるLa Vie En Rose。

Kyoの描き出す妖艶な世界観と、「劈くような」ギターのフレーズがD'ERLANGERの音を作り出す。

「シャイボーイストーリー」と書くと少し恥ずかしい気もする#3 1999 -Shyboy Story-。

La Vie En Roseに続き勢いのあるイントロで、リスナーをぐっと引き込むには充分な曲だ。


#4 Dear Secret Lover、#5 Sadistic Emotionと、さらに続けてキラーチューンが並ぶ。


特筆すべきは、#8 Lullabyだ。

それまでの怪しげな雰囲気からうって変わって爽やかなサウンドが飛び込んでくる。

アルバムとしての統一感はさておき、彼らの持つポテンシャルには驚かされる。

こんなにストレートなラブソングをここで持ってくるとは…なんというか「潔し!」


メジャー・デビュー前は完全に44MUGNUMのフォロワーというか、荒削りなジャパメタバンドだったようだが、

ボーカルがKyoに変わってから、一気にその世界観が固まったのだろう。

1stにして、バンドの「色」を存分に発揮している印象を受ける。


正直Kyoの歌は「上手」ではないが、そこがまたリアルというか、この世界観と音楽性で「耽美的」なボーカルであったならば、ここまで魅力的ではなかったように思う。


「脱ジャパメタ」→「ビジュアル系隆盛}に一役買ったバンドとして、その功績は非常に大きいだろう。

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【82点】
BE CRAZY

【1st / 1995】

CRAZE『BE CRAZY』

①NAKED BLUE

②the unclouded day

③Socialの中で...

④You are everything and everything is you

⑤君に逢いたい・・・

⑥BAD BABY

⑦RAIN NOISE

⑧[D]ear [C]ool DEAD
⑨Remember
⑩TO THE NIGHT


ex.D'ERLANGERの瀧川一郎と菊地哲がBodyを終わらせた後に、飯田成一(ex.ZI:KILL)を加えて1994年にCRAZEを結成し、さらにボーカリストとして藤崎賢一(ex.JUSTY-NASTY)を迎えて制作された1stアルバム。

当時リアルタイムでは聴いていないが、この時代の音楽を知った今であれば「鳥肌&大興奮」のスーパーバンドである。

音楽性はどちらかというと、D'ERLANGERやZI:KILLのような危険な香りのするビジュアルロックではなく、むしろ

JUSTY-NASTYのような王道なロックを聴かせてくれる。

#1 はメジャーデビューシングルとなったNAKED BLUE。

シングルバージョンと比べ曲の構成に若干の変化があるものの、藤崎の「漢」クサいカッコ良さに聴き惚れる事のできるナンバーだ。

#5 君に逢いたい・・・は清々さ溢れる良バラード。

しかし、サビで一気に盛り上がり、「剥き出しの情熱を全て」放出させる。

#6 BAD BABYのイントロを聴くと、哲の手数の多いドラムに圧倒される。

#7・#8では成一の攻撃的なベースラインが暴れる。

#10 TO THE NIGHTはライブでのシンガロング感溢れる曲。

それぞれのキャリアがあるメンバーのため、1stにしては非常に高水準の曲を用意してきた印象があるが、「逆に」言うと、一発で心を持ってかれるキラーチューンが少ないようだ。

しかし、それは2ndの破壊力を既に知っているからかもしれない。

藤崎時代のCRAZEの基礎を築いた本作は、通過点として重要な1枚だろう。