メタデータ | 過去と未来の狭間に

過去と未来の狭間に

急激に変わり始める日常の中、感じていることを綴ります。

ビックデータと呼ばれていたのは、

もう10年以上も前の話し


個人情報の漏洩うんぬんと

騒がれることがよくありますが、


実はそんな事は、

正に氷山の一角


皆さんが、

色んなサイトでされる買い物の情報、

クレジットカードの利用内容、

あなた自身だけでなく、

周りの家族親族の全ての情報


それら膨大な個人情報が

様々なサイトや機関から集まり集められ、

今や、メタデータ、データストームとして

人工知能に蓄積管理されています。


例えば、

あなたのひぃお爺さんが、

どんな団体に属し、

どんな思想を持ち、

どんな活動や犯罪をしていたか…

そんな事さえ一瞬で分かってしまいます。


例えば、

あなたの車のナンバーや

あなたの顔写真を指定すれば、

あなたの行動の時系列順の履歴が

世の中にある監視カメラやNシステムにより、

一瞬で分かってしまいます。


また、

あなたのスマホや携帯から発せられるGPSにより、

電源さえ入っていれば、

同じようにあなたの居場所の変遷が分かってしまいます。


高度管理社会下の巨大なデータストーム

発達し続ける人工知能


実は、情報漏洩事件ということ自体が

意味を成してないのです。


本や漫画、雑誌やアニメ…

個人の趣味趣向でさえ

全て把握されています。


画面を触っていなくても、

『OK、Google』

『ヘイ、Siri』

などと話しかけると

直ぐに応えるスマホ


つまり、

スマホは始終あなたの会話を聞いています。

そして、その会話から、

旅行のチケットを勧めてきたり、

宿やお土産の広告を表示したりしてきます。

♯この機能に関してアメリカで裁判になって、

アップル社はそれを認め敗北しましたが、

結局それが修正されたのではなくて、

長々とした同意書や利用規約に合意することをユーザーに求めるようになっただけでした。

昨今のありとあらゆるアプリやサイトが、

これに習い長々とした利用規約に合意する事を求めるようになりました。


ご存知かもしれませんが、


あのショッピングで有名なAmazon

実はAmazonの稼ぎ頭は買い物ではなく、

データーセンターの運用なのです。


今や、

メタデータと人工知能は、

あなたよりあなたを知っているかも知れません。


追伸


この秋、

アップル社が出す新しいiPhoneには、

自立型の人工知能が搭載されるそうです。

これはどういう意味なのか、

一人一人が考える必要があるかもしれません。