インフルエンザA型と診断されました。。。
下書きしといて良かった。。。


今回は少しだけ物理の話しが出てきます。
眠くならずにゆっくりじっくり読んでくれたら嬉しいな。



地球上には空気がありますね。

宇宙に出ると空気が無いですね。

要するに真空ですね。

音が伝わるのは空気の振動だと習いましたね?

じゃあ光は?

光ってどうやって伝わるの?
地球から遥か離れた場所にある星が光って見えるのは
その星の光が届いてるからなんだけど。。。。
空気も何も無い空間をどうやって光は進んでいるのでしょうか?

というところからですね。

ここからは

地球や宇宙の歴史からしたらほんの少しだけ昔の
ほんの少しだけ切ないお話し。

宇宙は(地球も含めて)空気以外の何かで常に満たされているっていう
考え方があったんです。

それがエーテル。

グラスに注いだ液体があふれた時に彼は思いました。
そこに「在る」ことが分からない、だけど確かに何かで満たされているという考え方。

この世を満たしている何か、
色のない、感じる事の出来ない何かを伝わって
光は届くんだという考え方。

そうだとしたらほら、僕たちはもう既に満たされているんだ。
このグラスみたいに、僕の心も。

なんて素敵なんだろう。
彼は思いました。

だけど。

物理の世界は残酷でした。

今では沢山の偉人達の実験や別の理論によって「エーテル」という概念は
既に廃れた、忘れられた昔の事となってしまいました。

「そういう考えもあったね」と
密やかに語られるようになったのです。

だけど彼だけはずっと信じていました。
光を伝える、想いを伝える、この世を満たす存在を。

今日も彼は空を見上げて想うのです。

彼が愛した人の名はエーテル。

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[エーテル]

溢れたグラスの縁からこぼれた
それを見たらふと
羨ましく思うようになった

想うより早く伝えてと
冷たい手を暖めてと
僕らは言う指を絡めあって

渇いた心を満たして満たして
目に見えない色を足して満たして
あなたで満たして満たして
エーテル

二人は遠くに来たねと
ここからどこまで行くのと
あなたは言う僕を見つめながら

流れる星に願いをと
寄り添い歩いていたいと
僕らは言う夜明けを待ちながら

渇いた心を満たして満たして
目に見えない色を足して満たして
あなたで満たして満たして
エーテル

真っ直ぐに前指差して目指して
脇目も振らずに走って走って
七色に光って笑って
エーテル

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アルバム情報
僕たち一般人 『カチ盛り』
13曲入り¥2,500で発売中!
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ちなみに、この曲には僕の大好きなエアロスミスのある曲のギターフレーズを一瞬だけ弾いています。
気づくかな?
そして、コーラスはある人にお願いして歌ってもらいました。
じゃ、またね。