こんにちは!りょうです。
『大金塊』(江戸川乱歩著・ジュブナイル)を読了しました。
図書館に行った時に子供用の棚を見たらあったので、懐かしくなって借りてきました。
あらすじーーー
秘密の文書の半分が盗まれ、それは大金塊の隠し場所をしめす暗号文だった。奪われた暗号文書を取り戻そうと賊のアジトに入り込んだ小林少年の見た意外な真実とは?そして明智探偵は謎めいた文章を解き、大金塊をもとめて島に向かった。
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ミステリというより冒険ものだけど、懐かしくて面白かったです〜。
章の最後に、
「〜小林少年は、いったいどこへつれていかれるのでしょうか。そしてどんなおそろしい目にあうのでしょうか。」とか
「諸君も小林君の見ただけのものは、ちゃんと見ているのですから、よく考えればおわかりになるはずです。…ひとつそれをあててごらんになりませんか。」
とか読者を煽りながら語りかけてくるシステム、レトロな雰囲気があって良いですね!
まるで紙芝居でも読んでもらってるようで楽しくなってしまいました。
そして、2番目の煽り文句は子供向けの「読者への挑戦」ですよね✨
解説を読むと、この頃、戦争の影響で怪人二十面相のお話が書けなかったそうで、乱歩は冒険譚を書いたそうです。
そうだったのか…。
悲しい歴史ですが、大金塊は面白かったです。
乱歩大先生、冒険ものも面白いもんね!
『孤島の鬼』とかね!
ほんと名作ばっかりだな‼️
また図書館に行った時にこのシリーズ借りてきたいと思います✨