こんにちは!りょうです。
『黄土館の殺人』(阿津川辰海著)読了しました。
あらすじ-------
復讐相手の住む荒土館が地震で孤立。犯行が不可能になり、途方に暮れる男に、女が交換殺人を申し入れる。同じ頃、大学生になった僕は旅行先で「名探偵」の葛城と引き離され、荒土館に滞在することに…。
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館四重奏シリーズ第3弾!
今回は地震です。
今回ももちろん怪しい館が登場。
四方を高い崖に囲まれた空間に4つの尖塔を抱えたお城のような館、荒土館。
諸事情あっていつものメンバーがその荒土館を訪れるのですが、
大きな地震が起きて、田所・三谷組と葛城は分かれることになり、それぞれの場所で事件を解いていく形になります。
う~ん。良い雰囲気だし、交換殺人も面白いんだけど、いまいち乗り切れずに終わってしまいました。
なんでしょう。偶然の要素が多すぎたのでしょうか。
大量に人が死に、主要人物以外の人があまり残らないので、犯人はなんとなくわかるんですが、
そうじゃなくて、なんか違うところに重きを置いている気がしました。
第4弾でシリーズ通してのテーマ(探偵とは)がまとまるのかもしれません。
館の構造は好きだし、うわお!な物理トリックも、私は現実での再現性がなくても全然大丈夫なタイプなので、良いんですけどね。
後、図や時系列表などがたくさん挿入されており、わかりやすくはあるのですが、
それにより、本を読んでいるというよりも謎解きの問題を読んでいる気分になってしまいました。
もうちょっとお話の中に没入したかったです。
ただ、この本を読んでいるとき、私がちょっと体調を崩していたので、
読書中、集中できていなかった可能性もなきにしもあらず・・・。
元気なときに読めばよかったかしら。
でも次回も読みたいです。
最近、衝動買いした本。
『知りたいこと図鑑』
世界三大〇〇とか、雪を表す言葉とか、コーヒーの種類とか、警察の階級とか、名前だけ知ってるけどよくは知らないことが可愛いデザインでまとめられていて、
見てるだけで楽しい気分になれる、とっても良い本です☆