こんばんは!りょうです。
結局、緊急事態宣言が出てしまいましたね。
早くコロナがおさまってくれますように。
テレビから流れてくる『〜営業時間短縮を要請』という言葉を聞いて、ひよ子が
「妖精さん!?」と羽をヒラヒラさせるポーズをしていたのが可愛かったです。
妖精じゃなくて要請ね。
和みました
さて、2021年最初の読了本は、年末からずっと読んでいた『鉄鼠の檻』(京極夏彦著)です。長かった!
榎さんの一言「どうにも坊主が多すぎるなぁ」に、頭もげるほど頷いてましたが、こっちのやる気もすごいので、またメモ帳に登場人物をメモしながら読み進めましたよ!
京極先生の頭の中は一体どうなっているんでしょうね??
京極先生の話はどれも独特の世界観ですが、鉄鼠では、その独特の世界の中で、さらに別世界をもう1つ構築するという、驚きの技を繰り出していて、びっくりしました。
この別世界の中の別世界を読者に納得させる説得力がすごいですよね。
寺の中と外では別世界。またこの別世界が最後に効いてきます。
途中にある「禅」の話は半分も理解できてない気がするんですが、それなのになぜか楽しいというまた京極先生の技に引っ張られ、この長い話を最後まで読むことができました。
いつも思うのですが、京極先生って、本人が見たくない、思い出したくないっていうものは本当に見えない、忘れる、というような人間の不可思議な心の動きをとても上手く書きますよね。
そんなこんなで面白かったです。
次は何を読もうかな〜