勉強を開始するにあたって最も重要かつ最初にするべき事は、過去問を見てどんな勉強をしなければならないか理解する事である。何が出題されるか理解もせずにEssentialだけ読み出したってダメなのである(一年目の自分なのである)。予備校生であれば講師に相談すれば受験校選びのアドバイスも貰えるだろうが、独学では過去問も入手しづらく、なかなか大変であった。(自分の場合、貧乏学生だったため交通費の問題も考慮しなければならなかった。)

 

 一つ前の記事(現在編集中)でフルセットの大学を軸に受験計画を立てた事について書いている。フルセットの大学を書き出してみると、

・北海道 ・弘前 ・新潟 ・筑波 ・医科歯科 ・浜松 ・富山 ・滋賀 ・阪大 ・島根 ・愛媛 ・香川 ・高知 ・琉球 あたりの大学が該当する。

 このうち、HPあるいは頒布会で過去問を見る事ができるのは、阪大、島根、香川のみである。(もちろん大学に請求すれば送ってくれる所もあるので要確認。)

 このうち、香川・島根は自然科学の出題内容がそれなりに近い。レベル的にもそこそこ難しく、目標にするのにはちょうど良かったと思う。

 私の場合大本命の大学が終盤戦にあったため、序盤戦香川の1次突破、中盤戦島根での最終合格、余裕と自信をもって終盤戦大本命校の受験に挑むという段階的な目標を設定し、年間通した勉強計画を立てた。それに加え、試験内容が近く、経歴的にある程度ウケが良さそうな、交通費的にも負担にならない大学を追加で受けて行くことにした。

 

 

もちろん、人それぞれ事情が有る訳で、目指す大学は異なる。試験も面接も場慣れが大事で、練習試合無しのいきなり本命勝負では実力を発揮するのは難しい。段階的に仕上げて自信を付けて行く勉強&受験計画を立てる事が非常に重要だと考える。

 次回から、香川と島根の過去問を例に挙げつつ、(大変そうなんでこれは先送りm(_ _)m)各科目別にどこまでのレベルを目指したかについてまとめます。