久しぶりの記事です。放置多謝! | 「風の挽歌」

「風の挽歌」

葛原りょう×高坂明良ブログ

みなさん、久しぶり!昨日までの大雨も乗り越え、桜は順調に満開に向かっているね。花見酒したいなぁ。

わたくし、得体の知れないウイルスに感染したらしく月曜日から臥せっている。また絶食。

 

13日に決行した「E+motion2018THE...LIVE」はお陰様で、定員30名の満席となり、

葛原も久しぶりにピアノの伊藤愛ちゃんとタッグを組んでムジカマジカとして過激なるパフォーマンスをし、お客さんと楽しみました。

ドラム・パーカスサポートの海人君、たった一日のリハで抜群のドラムロール、葛原大いに気合入ったよ。感謝。

 

内海奈緒さん、久しぶりのご尊顔拝し、益々艶やかなるその表情、とびっきりの笑顔をありがとう!いつ聴いても奈緒さんののびやかな歌唱力には脱帽です。葛原リクエストの三曲に応えてくれて葛原、喜んだ喜んだ。

 

地元高円寺から出演のnoseさん、親しみあるトークをありがとう。4曲のお披露目お疲れ様です。新しい出逢いに感謝。

今回、プロジェクション・マッピングを使用しての演出をしました。すべて間に合ってよかった。担当の繁竹さん忙しいなかをほんとうにありがとう。

今回のLIVEはこれからのLIVEのための実験的なもの。また次回に向けて動いています。乞うご期待。

さて、久しぶりの記事ですので、私の新作短歌を挙げます。私の所属している「月光」では大切な作家が連続してお亡くなりになった。葛原哀悼を籠めて詠いました。

 

  賀村順治の狼に与ふ
         髙坂明良

  平昌オリンピア終へ束の間
観客は静かの海か天つ日か覚悟一縷のタクトを振って

 

俺はソリスト俺は斃死のざんばらの落ち武者そして火のテロリスト

 

  一報、
一閃の亀裂を享けて倒木は怒りの舵をぬばたまに切る

 

無期限の屍であって精神の虱の海に浮かぶ漂う

 

さあ悼め、さあ喰へ、ここに狼の裔なる眼玉、睾丸を投ぐ

 

あばあばばごぶごぶのんど鳴るろんどあしたはきっとあたしのさくら

 

うすくうすくシイツいちまい切り裂いて手向けの鶴で南無し繕う

 

  そして沈黙
猫か鼠かまた夢を見た越境の旅にココアを一杯置いて

 

狼に唐辛子振るむやみに振るやたら振る怒るそれから甘えるそして

 

無情だねあぁ無情だねケロイドの皮膚に張り付くアオスジアゲハ

 

一期一幕獣であればあとはただ吼え且つ歌へぎざぎざとぞ往け

 

時間に怨嗟血統に挙手おうしののめのぐわんとまさに手斧を振るう