以前から(10年以上前位から)ずっと探しています。結構、駅を降りてからの移動経路で考慮するしかないところがあって、ラストワンマイル系の想定は忘れることなくしてる。

その中で買ったのが折りたたみ自転車のダホン、ボードウォークだったんですが。

意外と大きくて重いので扱いづらい。輪行するには特にここは気になる点。

 

で、結局自転車は普通に使ってることに。

 

せめてもう少し小型じゃないと扱いにくい。なんで、正直特定小型原付の決定は嬉しかったんだが……これはちょっと説明を。

LOOPという事業者が頑張ったお陰でそこそこ早めに決定した感じはあるけれど。

 

LOOPで採用されていた(事前設定)では時速15kmとかなり遅め。まあ、乗り心地も正直良くなかった。

これが20kmまで上がり、時速6kモードに切り替えて歩道も乗れることにはなったね。速度を上げるかわりヘルメットは推奨化したけれど。

さらに言えばこの時使用していたものは30kg位ある普通に原付サイズのもの。取り回しの悪さ・遅さからあまり期待してなかった。

 

実際に販売されているものとしても20kg位は基本的なサイズ・重さではある。実は500w以上の車体は基本20kg以上ある。パワーに対し安定した重さがある方が乗り心地や走破性を向上させるものだとは思う。

スポーツカーは2t近い車体に600馬力位が一番安定して楽しいとも言う。ライトウェイトにはライトウェイトの面白さがあり、私も軽乗り換え時にかなり違和感を覚えたけれど。

 

しかし重い車体ではどれだけコンパクトにたためたとしても持ち運ぶのには困難極める。

現在一番小型なのはsmacircleという、これこそコロナ前にクラウドファンディングされていた原付が特定小型原付でも出ていて12kgというカーボンファイバーの車体にインホイールモーターを仕込んだもので、組み立て時間がやたらかかることを除けば重量もサイズも一番小さい。

持ち運ぶにはこれだろう。

 

が、前述したが時速20kmでは少々物足りない。原付であれば30kmまでいける。でも原付なら600wまでパワーを持っていたい。

ほとんどの電動原付で採用されているのは350wで「ハイパワー」を謳っているが、実は日本ではこれだとやや力不足といえよう。

原付ですらやや物足りないのに、半分位のパワーで坂道を登るか?

 

答えは否。実際、16k台の車体を持つ350wのマシンは坂道で見てわかる位減速する。

本当は即座にたためて手荷物化する電動原付がたたんだ際も一番小型で欲しいと思ったんだが……

 

AIOON L40 X W26 X H106cm

ZERO9 L11.3 x W20 x H39 

 

直立する原付と寝かせるキックボードで数字があっちゃこっちゃ行ってて見にくいが、見てわかる通りZERO9のがややスリム。

ただ少し長いだけ。まあ……その少しが6cmだということ、キックボードではナンバープレート設置位置とハンドル位置が同じになることで最大幅部分を寄せる「T字」型として捉えられるところから、ビートに無理にでも積載するには「ナンバー」と「ハンドル」という両端がでかい「I字」になるAIOONよりやや有利か?というのもあり。

 

現物を見て実際の大きさ見て、キックボードのほうがかなり重い(19.6kg:カタログ)ので実際に売り物を持ち上げたりして考えてみた。

 

20kg位ならどうにかなりそう。ややどころか結構高めの価格になるけれど、買える。

なによりSWALLOW ZERO9は600wのモーターを搭載した日本設計のモデル。

 

持ち運ぶには大変とはいえ、サイズにほとんど差がない。重さが3kg程かさむ。AIOONは頑張ればバッテリーを外して15kgにはできることを考えると(バッテリは腰か、手持ち。同様のことをsmacircleでやれば驚異の11kg台に押し込める)結構ずっしりなんだけれど……

 

 

多分、走らない原付より走る原付だわな。

 

同じクラスではE-KONってのが価格・パワー・重量ともども同様で販売されてる。

ただやや長く、畳んだ際の高さが高い。更に2kg程重い。

結構この辺詰めると流石に22kgオーバーは無理。しかもパワーも500wとやや低め。

 

軽くてパワーのあるZERO9のが良いだろ。たたむと小さいし。

SWALLOWでは認定中古車制度も取ってるようで、その辺も食指が動いた次第。結構見た目も豪華でなかなかすごい車両。

 

5万で買える車両も、ハンドルが畳めたり、もう一歩モーターパワーがあれば間違いなく買いなんだが……絶対パワーで後悔するのが目に見えてる自分にはこいつしかない気がする。