120101 あけましておめでとうございます。 今年もどうぞ稲ブロをよろしく 新年のあいさつ
あけましておめでとうございます。
今年も稲ブロを宜しくお願い致します。
2012
辰
早く去年分の記事を書きあげねば(汗)
アメンバー申請続々来てます。ありがとうございます。
ほとんど面識なくても構わないので、遠慮せずにどうぞ。
111204 トヨナガ先生のペーパードライバー再講習講座(音声) 温泉の帰り道 川崎大師から
前回のいねらじおの収録後、我々は川崎の藤崎にある釜風呂温泉で、深夜遅くまで温泉(?)を楽しみ、すき家で三食チーズ牛丼を食べて、川崎大師に寄った。その帰りは私が運転して家まで帰ったのであるが、その時の音声をトヨナガが録音したので、せっかくなのでこれを「いねらじお」の見本を兼ねて、おまけとしてアップしよう。今回は誰でも視聴できる。
前回はトヨナガ先生の声が少し聞こえにくいとの指摘が聞かれたが(トヨナガ先生からw)、この番組もやはり録音していることを忘れたので、前回同様に脈絡がないが、トヨナガ先生がメイン進行なので、声が聞こえやすい(イネナガはわき役である)。トヨナガ先生ファンは是非、聴いていただきたい。
またアメンバー申請は是非どんどんして頂きたい。記事の参考にどのような人が読者としているかを知りたいのもある。特に知り合いでなくても「どういう方」かさえ教えてくれれば大丈夫。聴くほどのものではないが、アメンバー登録費・年会費は一切無料である(笑)。ポイントカードみたいなもので、とりあえず申請するがよろしかろう。先日も「マサト」くんがアメンバー申請をしてくれた。
あれ?逆に今までアメンバーじゃなかったの(笑)?
おまけ「トヨナガ先生によるペーパードライバー再講習」
URL:http://www.youtube.com/watch?v=lIfDnMWs6to&feature=youtube_gdata
<注>
*対人対物保障がない:保険がかかっていない状態。事故を起こした場合は運転手が全責任を負わねばならない。
*また傷をつけないように:よくわからない。何を言っているのだろうか(笑)?
*お約束(笑):運転席ではなく、間違えて後ろの窓を開けること。未だによく迷う。
*内側曇ってるから意味ない:窓を真っ白にする結露をイネナガ先生がワイパーで拭こうとしたら、結露は窓の内側だったので無駄に終わった(笑)。
*カーブで車線変更:今回の場合、法的には直線道路なので問題はない。
*トラック:夜明け前の時間なので大変重量トラックが多い。ふらふら走ってて怖い。
*案内地:カーナビに出る表示。これをトヨナガは地名だと思っていた。
*車線どうなってるの?どれが車線?:車線が書き直されて前のものとぐちゃぐちゃになっていた。どれを走っていいのかわからず本当に怖かった。
*二郎通りじゃん!:川崎二郎のところ。
*大師線なんかね。:踏切(終電後)で一旦停止を忘れてしまった私に対するトヨナガの慰めの言葉。
*この時間いつも俺が運転している:前回も夜明け前のこの時間を運転していて、トラックに悩まされていた。
*なんでバックしているんだろう→え、そんな向こうまで行くの?:一番左の車線に入った車が急にバックして、一気に一番右の右折車線に変更した。
*寝るつもりで母親に「おやすみ」といって上に上がってさ:寝る直前にトヨナガにナイトドライブに誘われていたので、家族が寝てから家を抜け出している。
*冗談で運転させてっていいつつきちっとした格好にしたんだけど:当初運転するつもりはなかったが、もしものために運転に適した格好で乗車した。トヨナガに「出頭するときのため?」と見事に切り返された。
*油断せず行こう:テニプリの手塚部長の決まり台詞
*赤信号なのに前に進む:青矢印灯火のついた赤信号。
*トヨナガと武蔵小杉の東進で招待講習を受けた:過去記事参照。
*パトロール中とか貼ってある:路注の車に貼ってあったステッカー。おこがましい。お前が道路の平和を乱すなと。
*ぬまカーナビ:ある男に由来。伝わるだろうか。
*石鹸置いてきちゃった:温泉で50円で買えるミニ石鹸をトヨナガが温泉に忘れてきた。
*すごいね!サイドミラー:ミラーのすごさがわかったイネナガの感想。
*うまくいかない人生だな:このブログ全体を参照(笑)。
*進路クリア!オールグリーン!:エヴァンゲリオンの話。直線全部が青信号になった現象。
(エヴァンゲリオン、発進!)
*オールレッドと化したw:急に赤信号になった。
*100km!100km!:そんなスピードは出してないのでご安心を。最近こういう事件が念のため(笑)。
*ハイウェイ♪ハイウェイ♪:作詞作曲・トヨナガ
*小杉二郎:武蔵小杉のラーメン二郎。詳しくは『101113 ラーメン二郎武蔵小杉店事件 ブラマヨの吉田 笑い飯の西田 間違えられた男』(http://ameblo.jp/ryo-inezo/entry-10702879259.html )を参照。
*イネナガ家の前に停める:駐車スペースの話
*今行っちゃっていいんだよ:信号が黄色灯火だったので停止線で止まった時のトヨナガの発言。道路交通法的には止まるべき。
*りょーお!?:母親のマネ。うちに遊びに来る黒バニストたちの中で密かに流行る。
*お前来てること知らないんだよ:深夜に家を抜け出しているので、この日母親は朝起きて私がドライブに行ったこととうちにトヨナガが来ていることを知る(笑)。
*トヨナガかよ!?またお前かよ!?:毎回うちにきて変なことをするため、母親に小ばかにされているトヨナガ(笑)。
*豊水さん:糸魚川自動車学校編、『110418 稲永、免許を取る<A> さよならシモカワくん 君はあまりに面白すぎた ロッジで談笑』(http://ameblo.jp/ryo-inezo/entry-10923788606.html )を参照。いまどうしているのかは全黒バニストの関心の的。
*あの人何?:暗闇で交差点に座り込んでいる人がいた(交通量調査員)。
*デミオを無視し始めた:頓珍漢なルート案内を無視した。
*イネナガ先生、右です:トヨナガによる某坂下先生のまね。
*いっぱいたむろしてる:セブンにちんぴらが数人たむろしていた。
*あ、Pじゃなかった。:バックするときは“R”ね(笑)。
*イネナガ先生、ラインの上に止まってるよ:どうも意見が食い違うので、この後ドア開けて確認してみたら、ちゃんと駐車できていた。ラインが二重線だったのが原因だったようだ。
110711 イネナガ一橋へ行く 国立の丘にして学舎のよき窓は 武蔵野深き 一橋一橋いざふるえ
今回の記事は駒木君、桐朋のゆげ塾生に捧ぐ。
ということで。
今回は桐朋中学高校にやってきた(笑)
まずは校門から入ってすぐにある建物をのぞいてみた。建物の中はユニフォームを着た人たちがウロウロしていて、また玄関に靴を脱ぐところもなかったので、土足のままトヨナガとあがらせて頂いた。結構散らかってはいたり、ボロボロだったが、部室とは思えない程の広さである。「わーこんな立派な部室があるんだねえ。芝とは違うなぁw」と言っていたら、ある字が目に入った。
「高3棟」
私「違う!ここ部室じゃない!高3用の建物だよ!!」
トヨナガ「ええぇ?こんなとこに隔離…(-“-;)」
私「隔離言うな!勉強に専念…」
あわててもう一つの入口から出ようとしたら、今度はちゃんと靴脱ぎ場があった。裏口の方が外から直接入ってくる構造になっていたのは一体どういうことだろう(笑)
いや、それはさておき
大変失礼しました(笑)
今回は桐朋中学高校をヨイショして褒める記事を書くつもりなのである。あわてて外に出て、見学を続ける。高1・2生の校舎を記念に撮って帰ろうと歩いていたのだが…
(こっちじゃないの(-“-;)?)
迷った(笑)
なんなのここ。敷地が動物園みたいに広いんだけど(笑)
私「ちょっと、学校褒めなきゃいけないところで、迷ってる場合じゃないでしょうよw」
トヨナガ「あ、プールがあった!」
なるほど!芝にはプールないもんねぇ!!
ってバカヤロー(笑)!!
こんなとこで泳ぐわけねーだろ!!!
だからコントしてる場合じゃないんだって(笑)!!宣伝しなきゃ!
ただ、この水溜めはいったいなんなんだろうw、横にベンチがあるが、見るようなものはこの池にはないのだが…(笑)。
なるほど!桐朋は生徒同士の語り合いを大切にしているのだ。しかしその際、自分を客観的に見られるように、敢えて、何も植えたりしない池を設置し、その曇りない水面に光り輝く、自分を見られるようにしているのである!そうに決まっている!!
…理由を知っている人はお知らせください(笑)
それにしても、このブログの記事にする以上、宣伝しなきゃとは言い条、悪意を持ってネタになりそうなところばかりをピックアップしたが(笑)、必要以上に手を入れていない森林(迷った写真のあたりの場所。カブトムシやクワガタムシもいるらしい)があったり、広い敷地に大きな校舎。皆芝にはなかったものである(そして羨ましい所だ)。空気も澄んでいて、神谷町の排気ガスとは比べ物にならない。驚いたのは桐朋は生徒が皆妙に筋肉質というかスラッとしていて、顔つきも大人っぽいことであった。わが母校はなぜか皆ポヨンポヨンしていて、生徒も童顔とは言わないのだが、子供っぽい坊ちゃん系の人(関ちゃんとかw)がほとんどだったので(現校長曰く「芝はここ10年ですごくおとなしくなった」)、質実剛健なんだなぁとトヨナガと言ったものであった。
(ようやく見つけた校舎)
さて、昨日、桐朋の前にある木々をコケモモと書いたのだが、あれはヤマモモの間違いであった。ヤマモモはヤマモモ科の樹木で、桃とは関係ないが、甘酸っぱい、ノイチゴのようないかにも人間のために品種改良されていない、自然の甘味がする。
(ヤマモモ)
桐朋を出た後は、再びヤマモモの道を歩いた。一粒ヤマモモを頂いたら、そこの木が人の家の敷地で、あわててその場を離れたのは内緒の話である。
さて、その後は再び自転車屋に戻り、トヨナガバイク(ママチャリ)を回収し、再びチャリに乗ったのだが、今度は恐ろしく乗りやすい。ペダルは軽くなり、タイヤは反発を覚えるほどの弾力がよみがえった。自転車屋でリフレッシュした後の自転車ほど気持ちの良いものはない。すいすいと漕いで、大学構内に入った。写真は後部座席のトヨナガ先生である。
(男の人の背中って素敵…後部座席がトヨナガでなければww)
ここからは走り回った先で見ることができたキャンパスの光景をトヨナガの判断で撮った写真でお伝えする。
(マーキュリータワー)
(サツキとメイの家)←名前忘れたw守衛所だっけ?
(そして森。)
約20分ほど走り回ったところで、トヨナガ先生の打ち合わせの時間になってしまい、一橋ツアーは終了。私は帰路に着いた。途中で国立の雑貨屋さんで青銅の風鈴を買ったのだが、ここで妙な経験をした。
おじさん「あのー今時間大丈夫ですか?」
私「え?まぁ大丈夫ですが。」
おじさん「あなたに『おはようございます』の意味を聞いていただきたいんです。」
私「は、はぁ…(笑)」
おじさん「おはようございますとは皆さん自然に使っていますが、ございますの御座というのは魂の入るところという意味なんです。」
まさに魂の座…というのは話が長くなりそうなのでやめておいた(笑)。
おじさん「人間と言うのは心臓で生きているんじゃない、脳で生きているんでもないんです。人間は電気のようなエネルギーで動いているんです。これを使い切ったら、人間はどんなに体が元気でも死んでしまうんですね。あなたはまだこの世に生きて時間が経っていないので、まだまだエネルギーは残ってます。しかし年をとるとだんだんエネルギーが減ってくるんです。」
たたなくなるんですね…というのは「そこのエネルギーの話じゃねーよ」とつっこまれたときに上手にリアクションがとれなそうなのでやめておいた(笑)
おじさん「しかし、これは秘伝なので絶対に人に教えてはいけないのですが、エネルギーを入れるところがあるんです。それが御座なんです。私たちは昨日の自分とは違う存在なんです。私たちが寝ますね。夢を見ますね。その時私たちの魂は解き放たれて別の世界にいるんです。そして御座から自分の体に戻ってきて、朝起きるんです。そして『お早くに御座に居るんですね』という意味で『おはようございます』というんです。それがおはようございますの意味なんです。この御座にはエネルギーが満ちているんです。もしも生きるエネルギーを失ってきたときに、御座の位置を知っている人だけはエネルギーを補充することができる。しかし、この御座の位置を教えてはいけないんですね。この御座の位置を知るには非常に多くの修業を経ねばならないんです。………しかし、実は私は知っているんです。聞いてくれてありがとう。」
ええええええそこでおしまい!!?
おじちゃんの自慢?
なるほど確かに「御座の場所」じゃなくて「おはようございます」の意味の話だった…ってお前は詐欺師か一休か!!
しかし、私は国立駅へ向かいながら、ふとあることに気が付いた。そして急に恐ろしくなった。
御座の場所を知ってしまったのだ。
これを教えるわけにはやはりいかないのだが、皆も心当たりがあるのではないか。なにせ朝、わが身に戻る魂が入ってきたところである。そこはエネルギーがその場所は満ち満ちているのだというのがヒントである。そう、朝起きた時にエネルギーに満ちているあの場所。そう、あの元気に「おはようございます」しているところ…。
だからそこのエネルギーの話じゃねーよ(ノリツッコミ)。
祖母が今年のお盆に親戚にこのサイトを見せびらかしたそうなので、もうここでやめておこう(笑)。まったく、このブログ、見てほしくない人しか見ていない(笑)。
110711 イネナガ一橋に行く 人気のない谷保 寒くなっていく国立 自転車屋 散歩
この日はトヨナガと会った。今度の夏期講習でトヨナガと同じクラスを担当するので(前に書いた通りだ)、それに関する打ち合わせの日なのであった。
まぁ、午前中、いつものように川崎二郎で気合を入れ、お口直しにスタバで抹茶クリームフラペチーノで打ち合わせをしつつ、お茶をしていた。この日の打ち合わせは実は夏期講習だけにとどまらず、夏に行く予定であった草津温泉補完計画に及ぶところであったのだが、
トヨナガ「ごめーん、急にみんなで草津温泉に行くことになったから有馬温泉に変更しよ」
えええええええー
急に団体で草津に行く用事が出来てしまったので、神戸の有馬温泉に計画変更を申し出たのである。
私「いやいやいや有馬ってw、群馬と神戸って全然違うところなんですけど(笑)」
トヨナガ「ほら、有馬温泉は日本三大泉だから、一度は行っとかなきゃ!!」
私「なに、うーん、それは確かに!」
かくして、馬鹿2人によって、行先は数分で有馬温泉に変更になった。もはや温泉補完計画と化している。有馬に大幅に計画を変更するにあたって、予定を組み直すのかと思いきや、
トヨナガ「ごめーん、今日打ち合わせがあって、今から久しぶりに一橋に行かなきゃいけないの」
えええええええー(デ・ジャブ)
この状態で打ち合わせ終了(笑)?抹茶フラペチーノ飲んだだけやん(笑)!
本当にこの「顔はおじさんで性格はおばさんのおじさん」のマイペースはなんとかなんないのか。
帰りの南武線の中でも打ち合わせと言うか、どちらかというと夏の計画について話し合っていたのだが、ちょっと話が脱線して一橋の話になった。
トヨナガ「そういえば、一度も一橋に来たことないよね?」
私「うん、ないねぇ。」
トヨナガ「もう、一緒に来ちゃう?案内してあげよっか(笑)?」
私「うーん、…そうねぇ。行くか。」
トヨナガ「え?本当に来るのw?」
かくして、有馬温泉並の変更スピードで、私はトヨナガ先生の母校を訪れることになった。トヨナガ先生も久しぶりの一橋である。トヨナガに打ち合わせの予定を少々変更してもらって案内してもらうことになった。武蔵中原で降りずに、そのまま南武線に乗り続けて、谷保駅まで向かう。
谷保駅は南武線でも特にマイナーな駅である。改札口にはおじいちゃん駅員しかいない。一人の小さな男の子が財布を落としてしまったらしく、必死で助けを求めているのだが、このおじいちゃん駅員が全然理解しないのである。私は武蔵中原までの切符を精算したかったのであるが、調子に乗って知る人ぞ知る特急券切符(新幹線と同じ券だが内容は普通の乗車券)で買っていたので、おそらく精算機では精算してもらえないだろうと思い、改札で精算してもらおうとしているのだが、男の子との話、これが一向に終わらない。必死に状況を男の子は説明していて、それをおじいちゃんがメモをとりながら聞いている。それなのに全然話がまとまってないのである(笑)。おじいちゃん駅員の手元を覗き込むと、メモには「財布 男の子」としか書いていない(笑)。なんと恐ろしい駅員であろうか(笑)。もはや何も聞いていない(笑)。終いには「え?何を落としたの?」とおぞましいことを男の子に聞きだしたので、私も男の子並みに絶望して、トヨナガに促されたのもあり、念のために普通の精算機にきっぷを通してみたら、普通に精算ができたので、私たちは拍子抜けしながら可哀想な男の子を横目に駅をでた(笑)。まぁ現金は数百円だったらしいので大丈夫だろう。
さて、降り立った谷保駅はまた恐ろしい所である。地元を走る南武線の一部であるはずなのに、どこか遠くのローカル線の駅に来た気分である。私は旅行好きなので、この雰囲気は大好きであるが、都会とはとても言い難い。駅前にはロータリーの跡のようなものがあるだけである。心なしか蝉の声が大きく聞こえた。
こんなところに学校があるのかと思わずトヨナガに聞いてしまったが、「この雰囲気がいいんじゃんー」と平気な顔である。すると突如トヨナガがアパートの駐車場のようなところに入って行った。
おかしいおかしい(笑)
チャリで移動とかここは牧場ですか(笑)
チャリでキャンパスを移動するのは『もやしもん』の中だけでの話だと思っていた。トヨナガが「さぁ、後ろに乗って」と少年のような笑顔で語りかけてくる。が、私はニケツは初めてであるし、落下恐怖症なので、怖くて仕方がない。乗るのを渋っていると、「国立でチャリがなかったら何もできないよ!大丈夫、いつもやってるから!」と叱られてしまったので、恐る恐る後ろの部分に乗った。パイプがお尻に食い込んで痛い。
トヨナガ「はい、じゃあー行くよー…ほっ!!…ああああ」
ガシャン(ひっくり返る)!!
トヨナガ「はい、もう一度行くよー…ほっ!!…あああああ」
ガシャン(ひっくり返る)!!
なにこれ口ほどにもない!!
後で聞くところによると、あれは後ろに乗っている私が、自転車が加速してくるまで足を地面に軽く擦った状態にしていなければならなかったらしい。ちょうど補助輪なしの自転車に乗る練習をする時にしばらくお父さんに後ろを支えてもらっておくようなものであろう。私はそうとは知らず、ただバランスよく乗らなければならないのかと思って、最初から両足を折りたたんで乗っていた。まぁ、このままではいくらやっても進まないし、私もいつか怪我しそうで怖いしで、トヨナガに運転を代わってもらった。すると今度はうまくいった…のだが、恐ろしくペダルが重い。
私は溝の口や日吉くらいだったら、電車を使わずにチャリで行ってしまう。暇なときは自由が丘にもチャリで行くことがある。その際日吉や自由が丘に行くまでにかなりの勾配があるが、私は自転車を押さずにペダルを漕いでかなりの抵抗の中をグイグイ上っていく。しかし、今回は2人乗っているとはいえ、こんな平坦な道なのに、重さがその比ではない。そして、なにより、見るからにタイヤがぶっつぶれている(笑)。まず、異常にペダルが重い謎は置いておいて、タイヤがぶっつぶれているせいで動きがみょんみょんして、チャリが安定しないことに関して、私は肺が押し潰されそうなほど腹に力を入れてペダルを漕ぎながら質問をした。
私「この…自転車…ッ…自転車屋で…くくっ…空気…入れてもらってるの?」
…
…
トヨナガ「え?なにそれ?」
キキーッ!!
行き先変更
一橋大学→自転車屋
夏のある日ニケツをしたチャリ、笑いながらきしむ自転車を漕いでいる。木漏れ日の中、少年の玉のような汗が黒のポロシャツに落ちる。おお、なんと情景的であろうか。あとは後ろがゴリラじゃなければ青春の一コマである(笑)。
大学を通り過ぎて、国立駅まで出る。ある程度国立は開けていて、人の多い武蔵新城と言った感じ。国分寺と立川の間にあるから国立という名前である。そこに、大森と蒲田の間にある大田区からトヨナガが通ってきているのである。おお、名前のつけかたがなんか投げやりではないか(笑)。
自転車屋でチャリに空気を入れてもらうついでに日常メンテナンスをついでにしてもらうことにした。そしてそこで驚愕の事実が判明する。なんとブレーキのチューブがどこかにひっかかっていて、常に半分ブレーキがかかっていた状態で自転車を漕いでいたのである。どうりで、ペダルは重いわ、いくら漕いでも余韻なく、漕いだ分しか進まないわけである(笑)。
自転車が返ってくるまでに時間があったので、散歩して時間を潰すことにした。
ところが見物をしようにもこの街で一番目立つのが…
もうこの街大丈夫なの(笑)?
いや、僕は好きだけどもw
国立の駅周辺は盛り上がっていても、少し離れればもはやどこの緑園都市だというほどである。いや、学校のあるところとしては閑静としていて本当に素晴らしいと思うけどw
そういえば中学の地理の教科書に「東京から中央線に乗ると、『寺』の駅を過ぎるたびに気温が一度下がるらしいよw田舎乙ww」と田舎ハラスメント全開の男の子が笑顔で語ってるのを見たのを思い出した(セリフはいささか違うかもしれないが、いや、それはさすがに中2の頃の記憶だ)。『寺』というのは東京から数えると、国分寺(-1℃)、吉祥寺(-2℃)、そして国分寺(-3℃)≒国立
おお、東京から3℃気温が低いのであるw
高尾山が近くなるので気温が低くなるという原理らしいが、3℃違うって(笑)。今日び東京と福岡もほとんど気温は変わらないのに(笑)。
まぁ、この日は猛暑であるし、気温が低いとは思わなかったので、SEIYUで豊永にアイスをおごってもらうことにした。あのケチの豊永が私にアイスを奢るというのである。そんなことが起こりうるのか。いや、これには理由があったのである。
トヨナガ「これ見てみて、クレジットカード作ったんだー、あ、カードでお願いします」
アイス1個をクレジットカードで(笑)
おばちゃん「はい、80円が一点。84円です。お支払一括でよろしいですか?」
トヨナガ「あ、あ、はい一括で(照)」
80円を一括て(笑)
そして照れるならやるなよ(笑)
トヨナガ「あーカードって素晴らしいねぇ。見せるだけでなんでもタダになる魔法のカードw」
それ違うから!!君のクレジットを消費してるから(笑)!!
トヨナガ「なんでもプライスレスになるんだねぇ」
CMの意味を取り違えているからね!あれはお金で買えないものもあるけど「買えるものは」マスターカードでって意味だから!!
そんなくだらないコントをしながら、暑苦しい国立の街を野郎二人は歩いていく。自転車を引き取るにはまだ時間があるので、再び大学を通り過ぎてお散歩を続けた。谷保方面に歩いて、コケモモの木がたくさん生えている道を通って、私たちがたどり着いたのは……
それは次回のお楽しみに。
110629 横木がスタバキャンパスにやってくる 恐ろしい鉢合わせ 崩れる世界観 羽田空港記
6月の終わり、横木が我がスタバキャンパスに遊びに来た。
私はいつものようにスタバキャンパスでおいしいコーヒーを飲んでいて、そこに横木がやってきた。私はそろそろ志楽の湯にでも行こうかと思っていた時期であったので、スタバ→講義→志楽のコースを勧めたのだが、横木に却下され、特に案もなく集合したという感じである。久しぶりであったので、近況報告やら、雑談やら、車の話やらで1時間ほど話していた。
その時、階段を上がってくる者がもう一人いた。
相座「おう、飯食わないか?」
私は決まった時間にスタバにいるので、たまにスタバまで私に会いに来てくれる人がいる(笑)。この小さな幸せを稲充と名付けよう(笑)。ところがどっこい、今回は横木がいるのである。
相座「あれ…?」
横木「こちらは?」
うむ、もっともである(笑)
なんか浮気現場の修羅場みたいになっているが、いやいや諸君。黒バニストは皆仲良しである。「ひとりとひとりが腕組めば、たちまち誰でも仲良しさ。やぁやぁ皆さんこんにちは」の世界である。空にはお日様、足元に地球のこの世界に、黒バニストが出会ったのである。
あ、でもちょっと待ってw
なんかこの構図俺の中で世界観がおかしくなるんだけど(笑)
誰もが共感してくれると思うが、自分の中には世界がある。家庭、幼なじみ、高校、大学、塾、故郷、免許合宿…そういったところの数だけ、自分のキャラクターや立ち位置は微妙に違って、その世界の数だけ知り合いや友達がいる。そして普段はその世界を越えて人々が会うことはない。なので、村田たちと福岡を旅行して、祖父母の家で祖父母と彼らが並んでたりすると、この世界観の崩壊を感じる。私の両親に寄れば、結婚式はその世界が1日だけ一つになる瞬間であるらしい。「自分」という映画のキャストが全て一堂に会す。おお、まことにロマンチックなものである。あのオールスター感謝祭のドキドキ感を味わうことができるのである。今回の横木と相座の出会いも私にとってその小さいバージョンであった。
しかも面白いことに、芝の軟式野球部とゆげ塾という立ち位置から、意外と話が合うのである(笑)。藤原、山内、米原など、二人とも当たり前のように名前を出すので、終始私はなんだか妙な違和感に襲われていた。
面白いので、スタバを出て、3人でご飯を食べることにした。飲食店がほとんどない(学生料金で食べられるようなお店に至っては全くない)のに、ガストが3つもあるこの意味の分からない街なので、当然行先はガストである。
(ガストに来てサラダだけを食べる青虫相座)
ガストで私はパスタ、横木はカレー、そして相座はサラダを食べて、楽しく談笑…というところだったが、相座の近況の話を聞くところによると、相座は相当機嫌が悪い。やたら、知的に振る舞う、衒学的な男がいて、事あるごとに相座に知識をひけらかしてくるのだそうだ。
相座「俺が『伊豆の踊子』って川端康成なの?って聞いたら、そいつがよぉ」
サラダしか食べていない相座の怒りは収まらない。さらにヒートアップしていく。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということか、ついには小道具にまで口をはさむ。
相座「だいたいよー、扇子とか持ってかっこつけている時点であいつアスペルガーだしな。扇子もってるやつとかアスペルガーだろぉ」
…。
…。
(猛烈に謝る相座)
あ、相座…(笑)
一人でお前おいしすぎるから!
そしてありがたいけど勝手にブログネタ増やしてくれなくていいから(笑)!!
初対面の人をアスペルガー呼ばわりした相座はゼミがあると、校舎にそそくさと戻り、私も講義があるので、一度もうひとつのキャンパスに戻った。
(横木と『闇の奥』『インドへの道』の講義を受講。英文学である。)
その後は夕暮れになり、志楽の湯に行くのには絶好な感じであったのだが、横木は一向に首を縦に振らず、仕方がないので、腹案としていつか行きたかった、羽田空港国際ターミナルにある、江戸町に行くことにした。海外に行く人向けに、空港の上の階に江戸の町並みを再現して、お土産物を置いているのである。
川崎駅まで出て、最近綺麗になったロータリーの「空島」からバスで羽田空港へ向かう。国際線ターミナルで降りて、Nervかというほど長いエスカレーターを上っていくと、突如目の前に江戸の町並みが広がった。
建物の上層部なので、意外と町は狭い。上の写真のように一本の道の両側に店が並んでいるだけである。しかしお土産物は手ぬぐいやら風呂敷やら「羽田」と筆字で書かれたシャツやら、海外に持っていくにはなるほどよさそうである。私は知り合いが働いているという、羽田空港のつるとんたんに行くことにした。高校時代はよく六本木店に行ったものであるが、最近は本当にご無沙汰である。
(横木の背後を見てほしい。壁が和三盆の落雁(らくがん)を模してある。)
まるでやーさんのように黒のスーツでにこにこと「いらっしゃいませぇ」とサービスをする店員さん(=キレたらヤバそうな人w)に迎え入れられ、カレーのおうどん3玉を注文する。つるとんたんは恐ろしいほど巨大なお椀にこじんまりとうどんが入ってくるのだが、3玉までは無料で増量できるので、質より量派の人もお腹いっぱい食べることができる。ただ、羽田空港店はテナント料の関係か、少し値段が高い。店内は旅行や出張で海外から帰ってきた人や、今から深夜便で海外に向かうと思われる人がほとんどで、そういった方々は少々の値段アップは気にしないのだろうが、ただ遊びに行くだけの人は注意するといいだろう。ただ、味と雰囲気に関してはやはり◎である。
(カレーのおうどん、きつね付)
私はカレーのおうどんにきつねをトッピングしたのであるが、これは別に小皿に載せてもらえばと後悔した。というのも、このきつね、かなり厚みがあって、食べ応えのある素晴らしいものなのであるが、それだけにあの甘い汁を思いっきり吸っている。きつねとしてはかなりのものであるのだが、それをかじるたびに甘い汁がカレーに落ちて、最終的におこさまカレーのような甘い味になってしまって、それがちょっと食欲を落としてしまったのである。きつねは別にトッピングをして、カレーの辛い味に飽きたら一口かじるようにするといいだろう。
いつまでも一向に食べ終わらない横木を待って、こんどは国内線ターミナルに行くことにした。この日に先だって、JAL(日本航空)のCIが元の鶴丸マークに戻っていたのである。
元々鶴丸は日本航空の顔として、世界中を飛び回っていた。海外に長く出張していた人が、恋しくなって空港に鶴丸を見に行ったというほど、日本のシンボルであり、誇りであった。日の丸と鶴を組み合わせたものだから、鶴丸という。
ところが、よど号ハイジャック事件や、御巣鷹山墜落事故、日航羽田沖墜落事故など、あまり良いイメージを持たれなくなってしまうような出来事が重なり、JASと経営統合をした際に新たなマークになり、徐々に旧ロゴは塗り替えられ、ついに2008年に消滅してしまった。
鶴丸の歴史は幕を閉じてしまったかと思いきや、鶴丸を惜しむ声が広がり、今度の経営破たんからの復興に伴い、「もう一度原点から」という意味を込めて、再度ロゴマークが鶴丸になったのである。私は数年前まで福岡へは飛行機を利用していて、母親の仕事の関係上(単なる愛社心だが)、JALを利用していた。私にとってのJALも鶴丸であったし、消滅は非常に残念であっただけに、その復活のニュースを聞いて、見てみたかったのである。バスで空港に向かう途中でも、駐機場で鶴丸のロゴに早くも塗り替えられている機体を見つけ、展望台に上がろうと思っていた。
ところが、時間がすでに11時を回っており、空港はほぼ閉鎖状態。展望台に上がることは残念ながら敵わなかった。しかし、人もいなくなったJALのカウンターはすでに鶴丸ロゴに付け替えられており、ポスターには「明日の空へ、日本の翼」と題して、悠然と羽を広げる鶴丸をアップにしたものに替えられていた。「日本の翼」というところに、ちっぽけな国内線しかない航空会社とバカにしていた全日空にお株を取られ、今や取って代わられてしまっているJALのプライドと再起へのエネルギーを感じて、私は嬉しくなった。そう、お分かりの通り、私はこういうの大好きである(笑)。
空港線で横木と別れ、家まで帰る帰り道、私はまた思い返していた。
いや、相座あれはおいしかった、と(笑)