『UDON』(監督:本広克行、主演:ユースケ・サンタマリア)
という前評判を聞いていた『UDON 』。
うーん、、前評判通りかも?
本広監督なら、もっと面白くできたんじゃないかって気がしてしまう。。。
『サマータイムマシン・ブルース』に出てきたアホなSF研のメンバーが出てきたり、
他にもチラチラ出てくる出演者がかなり豪華だったけど、
わざわざ映画にしなくても、2時間ドラマで充分だったんじゃ。。。
うどんも、もうちょっとおいしそうに見えるのかなって思ってたけどな。
確かに、見終わった今、うどん食べたいですが(笑)
うどんがどうとか、ユースケ・サンタマリアがどうとか言うよりも、
あたしは、自分が編集者だからか、
小西真奈美演じる編集者の卵のほうに感情移入したかな。
だからこそ、もうちょっと雑誌の現場の描き方にリアルさがほしかったかも。
一度うどんブームが盛り上がっていくところまではテンポもよくて見やすかったのに、
そこからユースケのお父さんが死んで、
ユースケがうどん打ちはじめ→ラストまでがなんだかダラダラしてた感じ。
まぁ、真剣に観るより、なんとなくテレビでやってたら観て、
ちょっと幸せな気持ちになるような映画かな。
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9/9 劇団鹿殺し第十六回公演『殺 ROCK ME!~サロメ~』
舞台が観たい舞台が観たいと言い続けていたものの、
なかなかきっかけがなくて叶わずにいたのですが。
たまたま知り合いが招待券をもらったというので、
初めて聞く名前の劇団だったのですが、行ってまいりました。
なにせ舞台鑑賞経験が少ないものですから、
最初はちょっとついていくのに苦労した。
思ったより音が大きかったり、
そのわりに演者さんの滑舌が悪くて何言ってるかわかんないところがあったり。
滑舌が悪くて、というより、熱が入りすぎて何言ってるかわかんないというか。
あと、少ない人数でたくさんの登場人物を演じてるから、
「あれ、今のこの人はさっきのあの人とは違うの?」って、途中でわけわかんなくなったり。
ミュージカルのわりに、いやーちょっと聴いてらんないよってくらい歌が下手な人がいたり。
これらについては、あたしが舞台素人だからそう思うだけであって、こういうものなのかなって思ってたけど、
あとからミクシィとかで他の人の感想を読んだら、同じように書いてる人がけっこういたから安心した。
でも、そういうのに目をつぶってというか、「こういうもんだ!」と思ってみたら、すごーく面白かった!
なんせ、演者さんの演じる熱がすごいし、
話の内容も近未来の日本を舞台にして、ちょっと風刺みたいの入ってるから重いし、
観終わってからドッと疲れてしまったんだけど、圧倒されたなぁ。。
きっと、舞台にハマる人って、こういう熱に動かされるというか、
荒削りなところも含めて見守りたいって思うんだろうなぁというか、
なんか分かる気がした。
あたしは若手バンドとかが好きな人だけど、
それだって、「うわ演奏へたくそだなぁ」って思いながら、
でもそこに垣間見える個性とか、へたくそさを凌駕してしまう勢いとか、
荒削りな分、未来が見える余白の部分とかに、惹かれるのだもの。
どうやって成長していくんだろうっていう、期待感。
それは、若手のお笑いが好きな人とか、
ジャニーズJr.とかにハマる人も同じような理由なのかもしれないけどね。
それに、この公演は日替わりでゲストが出ていて、
あたしが見た回は坂田聡という人だったんだけれども、
なんせ日替わりだから彼は台本を見ながらお芝居していて、
アドリブ満載でそこのシーンはかなり笑った。
で、あとで調べたらこの人、元ジョビジョバの人なのね!
そりゃー面白いはずだわ。
あたしが行った回の次の回は、河原雅彦で、この人はあたしもさすがに知ってたよ!
ちょっと観てみたかったよ。
そしてこうやって、何回も同じ公演を見に行ってしまうのだね。
それは、あたしがバンドの同じツアーを何回も見に行ってしまうのと同じなんだろうね。
舞台もライブだから、同じ台本でもいつも違う公演になるんだものね。
というわけで、いろいろと通じるものがあるってことがわかってしまった、、、
舞台、やっぱりハマりそうです。
『キサラギ』(監督:佐藤祐市、主演:小栗旬 他)
この間、DVD雑誌編集からファッションタブロイド誌編集へと、
わたくし転職をしました。
というわけで、仕事で試写を見ることは格段に減るんだろうなー。
昨日ですが、映画『キサラギ
』を見に行ってきました。
レイトショー初体験。
仕事終わって映画見ても12時前に帰れるって、なんて素敵なの。
映画も面白かった!
評判いいからずっと見たかったんだけど、
ほんと面白かったよ。
まだ前の会社にいたんだったら、
絶対にDVD出るときはあたしがページ担当したいって言ってたね。
というか、前の会社辞めなきゃよかったよ、とか思ってしまった。。。
まぁ、今の会社じゃ何もエンタテインメントなこと、できてないからね。
逆に、前の会社にいたら、会社帰りに飲みに行ったり、
映画見に行くなんて絶対できなかっただろうけど。
なかなかうまくいかないもんだなー
映画自体はまぁ、いろんなところに書いてある通り、
ほんとに舞台っぽい。
舞台でも見てみたいなぁ。
それはそれでいろいろ舞台装置とか使えて面白そうだし。
脚本ももちろん謎解き要素が面白かったし、
(サスペンスとしてはかなりわかりやすくて、伏線全部回収してくれるし、あたしはミステリー読みすぎで探偵脳なので、だいぶ先が読めたけど、それはそれでヨシだと思う)
何より役者が達者で笑えた!
香川照之キモいし、
小栗旬て、あたし初めて見たのは堂本剛が主演してた『Summer Snow』ってドラマで、
剛の弟で耳の聞こえない役やってたときなんだけど、
そのとき「この子うまいなー」って思って、
でもその後人気出てから「え、全然かっこ良さがわかんない。だってしゃくれてるじゃん」とかひどいこと思ってたんだけど、
やっぱうまいわー、と思った。
そして最近あたしは小出恵介ズキなんですが、
彼もよかったよーー
出てくる人は当然みんなコミカルな上、
イケメンの若手ってことで、
小栗旬とキャラかぶっちゃいそうなとこなんだけど、
うまいこと演じ分けられてたし。
『初恋』のシリアスな役とはほんとに違う人みたいだった!
他にも細々したとこでかなり笑いました。
最後のヲタダンス、男5人で一生懸命練習したんだろうなーって思ったら、
それだけで笑えたし。
メイキングとか見たら面白そうかも♪
(前の会社だったらDVD買わなくても見れたのに…。でもそれを言ってもどうしようもない。。)
いろいろわかってから見ると、
「あ、そういうことね!」みたいのがありそうだし、
もう1回見てもいいなーー
やっぱり邦画好き。
- キサラギ (角川文庫 (こ27-1))/古沢 良太
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『グエムル 漢江の怪物』(監督:ポン・ジュノ、主演:ソン・ガンホ)
夜中、3時くらいに仕事が一段落したので
喫煙所でまったりしていたところ、
同僚が「見つけちゃった♪」とうれしそうに『グエムル-漢江の怪物- 』のサンプルを持ってきたので、
その場にいた4人で鑑賞会。
わりと歳も近いし仲の良いほうのメンバーだったので、
もーー完全に雰囲気はお泊り会みたいな。
みんなできゃーきゃー言いながら見ました。
ていうか、面白かったのよ!!!!!
最初の怪物の登場シーンとか、
なんか白昼堂々ササーっと出てきて(動くのが異常に早いのだ)、
「なんかこういう夢見たことあるよね」って感じだし、
しかも最初はみんなぼーっと怪物を見てるのね。
写メ撮っちゃったりして。
でも、急に怪物が動き始めた瞬間、ぶわーっと逃げる! みたいな。
そのへんが妙にリアルで怖いんだわ。
で、主人公のダメ親父がほんっとうにダメでいいのよ。
なんか、全体的にシュールな映画でした。
パニック・ムービーだと思ったら
ホーム・コメディなんじゃないか、と。
なんの説明もなく怪物が出てきて、
娘がさらわれちゃって、合同葬儀みたいなので一家が集合するんだが、
いきなりダメ親父の弟が兄に向かって
「おまえがしっかりしてないから悪いんじゃ!」と飛び蹴りするわ、
え、これ笑っていいんだよね? みたいな。
その後も、車に乗って逃避行するアホ一家、
緊迫した場面のはずなのに妙に楽しげな音楽と相俟って、
「なんか、クレージーキャッツの映画みたいじゃない?」という感想に
その場にいたメンバー全員激しく同意。
(注:クレージーキャッツの映画も誌面で扱ったりするので、
ムダにみんな見たことがあるのです)
ダメ親父の父(つまり怪物にさらわれた娘のおじいちゃん)が谷啓に見えてきちゃったりして。
ほかにも、唐突に現われた新キャラが、
15、6歳の兄とちっちゃい弟のコンビだったため、
『火垂るの墓』っぽくね? という話になり、
弟を“節子"と名づけるあたしたち。
急に谷啓がダメ親父をフォローし始めたり、
でもそのフォローを弟妹(妹はペ・ドゥナ)が寝てて全然聞いてなかったり、
こんなことやってる暇があったら娘助けに行けよ!!!
と、突っ込みどころ満載。
急に場面が変わったりするので、
ちゃんと見てるのに突然ストーリーについていけなくなったり、
建物の造りが全く理解できなかったり、
いやもうすごいアトラクションでした。
どこに連れてかれるかわかんないんだもの。
ソフトの発売は1月末だけど、出たら絶対見たほうがいい!!!!!
普段パニック・ムービーをまるで見ないあたしが言いますが、
オススメです。
物凄いB級映画見ちゃった感で、おなかいっぱいになります。
ぜひ仲の良いお友達とお泊り会のときに見てください。
あぁ、あと3回は見てもいいわ~。。。
『美徳のよろめき』(著:三島由紀夫)
- 美徳のよろめき/三島 由紀夫
- ¥380
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活字中毒なあたしです。
仕事で活字には触れているものの、
いつも文字数だとかNGワードにとらわれて、
なんとかひねり出して繋げたような無理やりな文章ばっかりに接しているわけで。
流れるような美しい文章が読みてぇよ! と、
先日本屋さんに行った際に、純文学を探したのです。
本棚の前で悩むこと30分、
結局三島由紀夫の『美徳のよろめき』を購入。
こないだ読み終わったんだけど、
いやーこれが面白かった!!!
『金閣寺』ではかなり手こずったのだけど、
あんな哲学的な美学の話ではなくて、
こっちは単なる不倫の話だから。
もーーー、この主人公の女のバカなことと言ったら!
最高でした。
「節子は初めて嫉妬を知ったのだ。」
とか、アホか!!
想像の恋愛をしようとして、結局おぼれてしまうのね。
あんまり主張のなさそうな男を相手に選んで、
自分の思い通りに恋を運ぼうとして、
結局本当にハマってしまって、
不倫旅行するわ、妊娠するわ、堕ろすわ、やりたい放題。
当然三島の筆も女性向けな感じで平易ではあるものの、
語り手としての視線が垣間見えるというか、
ちょっとした皮肉なんかが交じってて、
読みやすいし、面白かった。
あたし、活字中毒ではあるもののかなり遅読なんだけど、
これはわりと早く読み終わったもの。
みんな、本読もうよ。面白いよ。




