悠七へ

悠七、お父ちゃんは今日、「バトンタッチ」という歌を知りました。

結婚を境に娘を父から夫に託す歌。

今はキャッキャキャッキャ笑いながらキッチンにある物を持って遊んでる悠七を見てると全くイメージができない。
でもこの歌を聴きながら、明日悠七がこの家から居なくなったらって想像したら涙が止まらなくなるんだよね。

男はさぁ、多分本能的に女を守るって言うのが備わってるからなんだろうね。
20数年守ってきたつもりのバンビの親父がどこかのライオンのオスが来て、娘さんを幸せにしますって言われても心配の方が先に立っちゃうんだよな。

だけど、バンビの娘がバンビの親父と一緒に過ごすよりもライオンのオスと一緒になったほうが幸せになれると感じたからそうなる訳で、そこはバンビは百獣の王に娘を託すしか無いんだよな。
でも、多分淋しくなるとは思うよ。

その時は俺はできる限り潔くするつもりで居るよ。

お父ちゃんもお母ちゃんをもらった時にはお母ちゃんのお父ちゃんにはそう言う思いをさせたんだとは思うんだよね。だけどあまり良い反応では無かった。
でも悠七が選んだ人にお父ちゃんが感じた様な思いをさせたくないと言う気持ちが今は強いからできる限りの事はするつもりでいるよ。

いつか結婚が出来たとして、誰かと一緒になる時にはこの人となら一生笑って過ごせると思える人を選んでな!
お父ちゃんが息子として迎える条件はそれだけ!

幸せんなれよ!!!



お父ちゃんもいつ死ぬか分からないからここにこのメッセージを残しておきます。
いつか見れる時があったら親父の気持ちを少しだけ知ってみて下さい。




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悠七へ

子供は親の気持ちが分からない。

悠七もあと何年かすれば友達と遊びに出かけるだろう。
そうなった時、俺とお母ちゃんはすごく心配をする。
もし携帯を持たせていたとしたら、電話をしてしまうかもしれない。
さらに何年かすれば夜遊びもする事があると思う。
そうなったら帰って来るまで心配で眠る事もできないかもしれない。
帰りが遅ければ怒ってしまうだろう。

そんな親を悠七は鬱陶しく思う時が必ず来るのも分かってる。

でもそれが親。

親という字は木の上に立って見ると書くが、このご時世危ない事が沢山ある。手放しで木の上から見守るって事もそうそうできない。
だから木陰でこっそり見てるよ。
ストーカーみてぇに。


ただ、悠七はそんな親心も少しは理解しろ。










とは言わない。
実際お父ちゃんも親になるまでは分からなかったし、理解を求める方がナンセンスだと思うよ。
子供のウチから親心を理解して行動してたら小さい人間になるからな。

たくさんの友達と
たくさんの想い出を作って
たくさんの事を経験して
たくさんの引出しを持って下さい。


お父ちゃんも親になると子供だった頃の気持ちを忘れんだよ。
だからできる限りコミュニケーションを取ってお互いの気持ちをぶつけて行こうな。

人間みんなそうだけど、いつ死ぬかなんて分からない。
いつか悠七がこれを見る時が来るなら、と思ってここに残しておきます。

まぁ、すこぶる快調なんだけど。




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悠七へ

2010年4月20日 23時56分
3082g 51.5cm


28時間の陣痛を乗り越えたお母ちゃんのお腹から悠七が産まれました。


名前の由来はお父ちゃんの背番号から来ています。
高校二年秋:7
高校三年春:17
高校三年夏:7
信金野球部:27
草野球:17
草野球:7

野球好きのオヤジの我儘で付けた名前。

ただ、名前は親が子供に贈る最初のメッセージ。
お父ちゃんは、尊敬する親父から教えてもらった野球を通して沢山の仲間と沢山の想い出を得る事が出来た。その全てが最高です。

そして30年間の人生において唯一、変わらずに好きなもの。
その大切なものを悠七に持ってもらいたいと思い、この名前を付けました。

「悠」の字はお母ちゃんが一生懸命画数を調べて付けた文字です。
意味を調べると、マイペースやドッシリとした。などの意味があるそうです。

人の事を考えないマイペースは困るけど、意思のブレない真っ直ぐで動じない女性に育って欲しいと思っています。
そして、笑顔で挨拶ができ、「ありがとう」と「ごめんね」を素直に言える女性になってもらいたい。


まだ一歳になったばかりだけど、お父ちゃんは悠七が可愛くてしょうがねぇよ。
転べば手を貸してやりたいし、泣けば抱き上げてやりたい。そんな気持ちを抑えつつ、今は、悠七が独り立ちした時に困らない様にと考えて悠七と接してます。

ぶっきらぼうな夫婦は普段こんな事は言わないけど、あの苦しみから悠七を産んでくれたお母ちゃんに心から感謝してる。
悠七に対する感情が高まれば高まる程その気持ちも大きくなるよ。


仲間に恵まれたお父ちゃんとお母ちゃんみたいに、沢山の素晴らしい友達をつくって下さい。
また、そうなる様にと考えて、この先悠七を育てていきたいと思っています。

人間みんなそうだけど、お父ちゃんもいつ死ぬかなんて分からない。
いつか悠七がこれを見れる時が来るならと思って、このメッセージを残しておきます。


まぁ、今のところすこぶる快調なんだけどね。



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