「マインド」って、言い換えれば「自己防衛本能」なんですよね。

元々は、自分を守るために、経験をデータにして、分析して、身の振り方を計算してその通りにさせる。

でも、それは本当の自分じゃなくて、皮を被っているような状態。

過去のトラウマや嫌な記憶が、自分を「いい人」に仕立て上げる。

人に嫌われたらこわい。
自分が損な役回りに立ちたくない。
悪口を言われたくない。

そんな風にして、愛想笑いを浮かべたり、建前だけ言ってて全然行動しなかったり、おとおどしはじめたり、他人に寄りかかりっぱなしになったりしてしまう。

それが一番損しない生き方だと信じ込んでしまう。

でも、それで一番傷ついているのは、自分自身だってことに気づかないといけない。

それに気づかないまんま、「損しない生き方」を続けるから、他人の評価を求めるようになる。
それくらいでしか自分に自信を持てる尺度がないから。

本当だったら、自分で自分が苦しくなるような思考を持たなければ、そんなことにならない。他人の評価ではなく、真に自分を幸福にできる。

そのためには、勇気が必要なときも出てくる。
自分で切り替えないといけないから。

宇宙が自分のことを切り替えてくれるわけじゃない。

なぜなら、自分が意識的に切り替わることに、人生の醍醐味があるから。
その気持ちよさを味わいたいから。

当たり障りのない生き方を続けるだけだと、損はしないかもしれないけど、幸せにもなれない。