最初は、ジダン支持派だった。



だって、挑発する方が汚いから。



日本人にはあまりピンとこない差別発言も、挑発行為も、ピッチの中では日常茶飯事。



日本の高校生だって、審判の目を欺く汚いプレーってのはよくある。



レベルが上がる程、そういうプレーは増えていく。



ユニフォームの引っ張り合いなんかかわいいほうで、ヒジ打ちなんかもある。



ワールドカップドイツ大会は、かなりその辺を細かく裁こうという意識が徹底しており、カード連発、退場者も続出した、という印象が残る。



逆に、細かくファウルを取り過ぎて、PKなど勝負を左右する場面では正直かわいそうなチームもあった。



イタリアに敗れたオーストラリアや、フランス戦のポルトガルなど。



まぁサッカーの審判というのは特殊なもので、多分に主観的な要素がある。だから審判買収なんていう八百長もしかけ易いんだと思う。



もし、86年メキシコワールドカップのアルゼンチン対イングランド戦の審判が違う人物だったら。



もしドイツワールドカップ、日本対オーストラリア戦を違う人物が裁いていたら。



神の手ゴールは生まれず、日本は決勝トーナメントに進めていたかもしれない。


かもしれない。






さて、話は逸れましたが、ジダンについて大半の意見は「ジダンの気持ちはよくわかる。でもあの行為は絶対に許されない。」だと思う。





はぁ?



気持ちがよく分かるなら、頭突きする気持ちも分かるだろうが。基本的人権を尊重し、法の下に平等に育った私達には分かるまい…。だって、母親、姉妹を売春婦って言われても別に何とも思わないもん。そう考えてみると、何て言われたらキレちゃうだろな。キレたことないから分かんないな。


今までいい環境に恵まれてたんだな。





またまた話逸れたけど、俺はどうにもジダンを責める気にはなれない。ただ、個人の感情でチームに迷惑をかけた。優勝を逃した代償というのは大きいかもしれない。



それにしても、挑発行為にも限度がある。戦争でも、奇襲はご法度じゃん。まぁそれを犯した日本人が言うのもなんだけど。




段々分からなくなってきたかも。自分の答えに自信持てなくなってきた。



意外と根深い問題かも。




でもマテラッツィは汚いな。勝利への執念ととるか、節操がない、ととるかは人次第でしょうが、それだけは変わらないな。まぁその辺も日本人には分からないハングリー精神ですな。



ちなみにフランス人に「ジダン」って言っても通じない。「ズィドゥン」又は「ズィドォン」みたいな発音してたような気がする。




以上、フランスから一時帰国中の姉が戻った我が家からお送りしました。(^O^)/