金融関連の起爆剤になるのか?金融関係も再編が進んでいくんでしょうね。


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 [東京 20日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価 , ニュース , レポート )が英銀大手バークレイズ(BARC.L: 株価 , 企業情報 , レポート )と資本・業務提携で交渉していることが、20日分かった。出資規模は1000億円程度とみられる。複数の関係筋が明らかにした。


 三井住友FG首脳は同日朝、バークレイズ(BARC.L: 株価 , 企業情報 , レポート )との交渉を事実上認めた。三井住友は出資を通じてバークレイズとの関係を構築し、地域や業務の補完関係を築いて収益機会の拡大を図る。


 複数の関係筋によると、三井住友FGはバークレイズが実施する第三者割当増資を1000億円規模で引き受ける方向で調整している。日本を含むアジアで協業を進める業務面での提携も結ぶ方向だ。クレジット市場の混乱で経営危機に陥った欧米金融機関が資本増強に走る中、三井住友FGは純投資にとどまらない、収益機会の拡大につながる戦略出資の可能性を探っていた。


 三井住友FG首脳は同日朝、記者団の問いに対して「(発表時期は)そう遠くない」と述べ、交渉していることを明らかにした。


 バークレイズは英国4大銀行の一角で、リテールやカード業務などの商業銀行業務に強みがある。時価総額は4位の約4兆5300億円(1ドル108円で換算)で、首位のHSBC(HSBA.L: 株価 , 企業情報 , レポート )と比べると4分の1にとどまる。サブプライム関連損失がかさんでおり、今週初めに既存株主に対する割当や公募なども含めて数千億円規模の増資を実施すると発表した。三井住友FGの出資はこの増資の一部を占めることになるが、出資比率は数%程度に留まる見込みだ。


 (ロイター日本語ニュース 布施太郎記者)