☆今回は以前査定したワゴンRのお話です。
この車、事故歴ありです。
どんな内容かといいますと、
ボンネット交換
フェンダー交換
アッパーコアサポート交換(ボンネット開けて手前の横に長いパーツ)
左バッフル交換(ヘッドライトの裏のパーツ)
左インサイドパネル交換(フェンダーの内側のパーツ)です。
重要なのはこのインパネ。
これは車の骨組みに当たるので、これを損傷してしまうと、「事故車」となります。
つまり車体の左前の部分を思いっきりぶつけた事故なのですね。
☆ボンネットやフェンダーの交換はネジが回っているかや、裏の色などで判断します。
☆コアサポートやバッフルなどの交換は、スポットが抜けているかどうかで判断します。
スポットとは、パーツのつなぎ目のことです。
事故で損傷したパーツを交換、もしくは修理するため一度外して付け直すのですね。
その時にどうしても、最初にメーカーさんが作った時とはスポットに違いが出てしまうのです。
こちらがその画像です。
パーツのつなぎ目に、ぽつんと丸い跡があるのがわかりますか?
それがスポットです。
画像上のものが二度づけされたスポット、下の方が純正スポットです。
二度づけされたものは、あまりキレイな丸にはなっていないですね。
これはおそらく、付け合わせるときの電圧に関係あるようですね。
板金やさんにある機械とメーカーのものではやはり差がでてしまうのでしょう。
☆そして、インサイドパネルの交換。
これはシーラントで判断します。
シーラントとは、パーツを付け合わせた後、つなぎ目に付けるシールみたいなものですね。
パーツをつなぎ合わせるというよりは、その補助、水の浸入を防いだりするのが目的のようです。
これも、あとから付け直されたものは、純正のようにキレイにはなかなかいきません。
分かりづらくて申し訳ないのですが・・・
この二度づけのシーラントの特徴は、爪で押すとプチッと音がなることです。
純正は固くてしっかりしてます。
それから、インサイドパネルを交換している車両というのは、実はあまりありません。
軽などは特に廃車にしてしまうケースが多いと思われます。
それだけ、大きな事故の可能性が高いのです。
怪我では済まないことも当然あります。
皆様、車の運転には本当に気をつけましょう。

