CM🎶 『みつけーてーあげるよ🎶君だけのーやる気スイッチー🎶。』
この塾ならいけるんじゃない?
そう思ってテレビを振り返ってしまう、邪念が捨てきれない毒母がいます。
だって。
みつけてくれるんだって‼︎まるお君だけのやる気スイッチ!!!!!
フフ。フハハ。フハハハハハハ。
こーゆーのに、目が覚めたんだった。あっぶね。
いや、どこかしらの塾に行けばたとえわずかでも行っただけなりの成果を出してくれるなら、有り難くおし払いしますけども。
塾に行っても行かなくても、とにかくやらないから!と、頑なに、心の奥底で誰に対してだか分からないけど高らかに反旗を翻している思春期モンスターには全ての塾は無駄でしかない、と覚悟を決めたはずなのに。
🎶みつけーてーあげるよ!君だけのーやる気スイッチー🎶
このフレーズが聞こえてくるたびに、『え。ほ、本当?』と、何度も過去に巻き戻される毒母が未だにいるのです。
そんな毒母の心配をよそに、思春期モンスターの脳細胞はどんどん死んでいっております。
まるおくんはスマホバカなので、どこに出かけるにもスマホを忘れることはないのですが、とてもフリーダムに動き回るようになったので、それと一緒に、家の鍵🔑、交通系カード💳、スマホのバッテリー、財布💴はセットで持ち歩け、と、毎日予定を聞くたびに夜にも言い、朝も声掛けし続けております。
月曜日。
『家の鍵、忘れた。』
『また?アホなの?』
『何時に帰ってくる?』
『まだまだまだまだまだまだ、まだまだ帰らない。』
『え。』
『ここまで電車に乗って取りにこい。』
『はい。』
『遅すぎる。どこや。』
『チャージし忘れて電車代が足りないから、一駅前で降りて歩いてる。財布も忘れたから。』
『アホなの?』
暫くすると
『着いた。』
ちょうど友人たちと解散になったので、遠路はるばる家の鍵を取りにきたまるお君を乗せて帰宅。
小学生の頃なら勿論、いや、去年ならまだ予定を切り上げて鍵を開けに帰ってあげただろう。
もう、この2年間、何度も何度も家の鍵🔑を忘れたり、交通系ICのチャージが足りなくてお金も持っていなくて改札が出れなかったり、カルピスを買って改札が出れなくて駅までお迎えに行ったり、その最中にスマホの充電がなくなりそうで連絡が取れなくなったり地図が見れなくなったりするので、過保護にPayPayに送金してあげてコンビニでバカ高いスマホの充電器を買わせたり…
これはもう、本当に痛い目に合わないと分からないのだな。
てことで、今回は、部活で疲れているという愚痴を無視して、鍵を取りにこさせました。
これで、少しは懲りただろう。
木曜日。
『家の鍵、忘れた。財布も忘れた。バッテリーもない。』
『💢💢💢。◯◯まで取りにこい。』
『それ、どこ。』
毒母は、この前とは全く比べ物にならないぐらい遠く離れた場所でゴルフレッスン🏌️♀️をしていたので、まるお君のその時にいた場所から40分ぐらい電車に乗って、最寄りの駅から徒歩10分ぐらいのところまで来させることに。
『行けない。充電切れる。』
『充電器買え。PayPay送る。こい。』
いつまで経っても来ない。
アプリで探すと、まだ離れた場所にいる。
電池残1%。
駅名は伝えてあるけど、スマホで地図が見れなければヤツはどうにもできない。
電池がないので、電話もできない。
LINEも既読にもならない。
電池を使わないためだろう。
イライライライライライライライラ。
ここで充電が切れたら、こんな見ず知らずの土地で、どうやったら会えるのだろう。そして何故充電器を買わないんだろう。方向音痴のスマホバカだからスマホがないと何処にも行けないだろう。
それに、ヤツは日本語を話せない。
人に聞く、とか、交番に行く、とか、駅員さんに聞く、とか、せっかく日本人で日本にいるのに日本語を一切、話さない。
イライライライライライライライラ。
レッスン⛳️も、皆がまるお君の心配をしてままならないまま終わり、行方不明のまるお君がここを目指している、と思うと、その場を動くわけにも行かず暫くお友達と待っていると、遠くからずぶ濡れになりながら歩いてくるまるお君が。
『充電器、何で買わなかったの?』
『高くて足りなかった。』
『もっとPayPay送って、て言えばいい。』
『そのLINEしたら電池が無くなる。』
『そのLINEをしてコンビニの店員さんに事情を話したら助けてくれるよ。日本語でコミュニケーションとれ。それに、どうせ充電器が買えないなら、せめて傘を買え。』
『店員さん、日本人じゃ無かった。もっとお金なくなる。お腹すいた。』
『店員さんの方が、おまえのより日本語は話せる。もっとお金がなくなろうが、どうせ充電器買えない。充電機が買えないならせめて、お昼ご飯と傘を買え。』
『思いつかなかった。』
『あんた、3日前にも同じ事してるよね。』
『その時と違ってチャージしてたから、ここまでくる電車代はあった。』
『そのお金も毒母が無理矢理チャージしてたまたまあったやつね。あのね、今から家に帰って着替えても塾に間に合わないよ。もうやめるんだから、最後ぐらいしっかり行け。』
『ね、ねぇ、せめて最寄り駅まで送ってあげて。私、喫茶店に先に行ってるから。』
イライラがとまりませんでしたが、優しい友人がそう言うのと、アホすぎてご飯も買わずにずぶ濡れになって見知らぬ土地にたどり着いたまるお君の姿をみたら、友人のお言葉に甘えて、コンビニで軽食と傘を買ってタオルで髪などをふかせて、最寄りの駅までは送って行きました。
『あ。今日の塾の時間、1時間遅くなったから送ってくれなくても間に合ったわー🎶。』
『⭐︎×※△□★⭐︎▲▼⭐︎▪️×△※‼︎。』
駅に着いたので降りろ、と、伝えると、無言で毒母を一瞥して車を降りて行きました。
イライライライライライラ。
LINE『なぜ、おまえはいつも一言も謝らない。』
LINE『ごめんなさい。』
無駄な会話だった。
それでも、今回はお腹も空かせて傘も買わずに、スマホを使えない状態で、見ず知らずの駅を出てから一言も日本語を話さず、ゴルフ場のネットだけを目指して歩いてきたらしいので、能天気スマホクソバカ野郎も流石に今度こそ、懲りただろう。
無事に会えた安堵感でドッと疲れるのは、毎回、毒母だけ。
いつもは結局、まるお君へのフットワークのみ激軽の毒母が何とかしてしまっていたのを、今回は95%ぐらいは突き放したので、今回こそは、きちんとお灸を据えることができただろう。
こうやって、親は遠くから見守りながらドキドキモヤモヤしながら本人に体験させて、本人の危機意識を育てるしかないなんて、受験がなくてもハゲと白髪がとまらないわ。
土曜日。
まるお君が、前々からやってみたいと言っていた、部活でやっているスポーツの個人レッスン。
部活だけではレギュラーメンバー争いに不安らしく、お勉強塾を辞めてなぜかこの時期に部活サポートの習い事へ。
毒母のいろいろな思いを封印して、何かに一生懸命打ち込めるなら、と、応援の気持ち一択で申し込んだパーソナルレッスン。
キャンセルはできず、遅刻も勿体無い、と、早めに家を出て遠方まで送り届けました。
『楽しんでおいでー🎶。』
『中までついてきて。』
『見ていいの?』
『始まったら帰って。』
『…わかった。』
下車してドアをバタン。
『道具、忘れた。』
『‼️』
方々に電話。
『今、蕎麦食べてるから、それから届けたら残り25分しかないな。』
『それでも良いからお願いします🙇♀️。』
『コーチに借りれなかったらレッスンできないから。』
『はい。』
『だいぶ前からお前の脳は死んでいる。』
『はい。』
『あ。今回は道具、コーチが持っているから借りられる、て。でも、パパにも届けてもらうね。』
『はい。』
『おい。おまえはなぜ、あやまらない。』
『ごめんなさい。』
ここ、数週間、こんな日々でした。
春休みは特に、幼稚園児の頃のような生活でした🐣。
・『この時期に親が言うことなんて聞き流すだけで何も響かずうるさいだけ。』
・『思春期は放置が息子を育てる。』
・『この時期は、先輩や先生、家庭以外からの要因からの刺激によってしか心を動かされない。』
・『いくら将来苦労する、と、親から言われても全く響かない。』
・『俺は違う。やる気になったら優秀なあいつらをごぼう抜き、と本気で思っている。』
・『そのほとんどは、中学生時代に積み重ねた基礎力の違いで実際追いつかないまま大学受験が一旦、終わる。』
・『いつか追いつく。』
・『日々努力を続けた人には追いつかない。』
・『その根性や忍耐力を養うのも今が1番大事‼︎、と言うことに、後から気付く。』
・『この全てを親が今言っても全く響かない。』
=どうにもならない思春期モンスター。
先輩ママたちの言う、これらを心の中で格言のように呟き、毒母の忍耐力を鍛えて、幼稚園児のようなまるお君との春休みを過ごしました。
小5の中受前の毒母なら、怒鳴って怒り狂って暴言吐いて毒母の思う通りに塾に通わせて成績を管理していたかもしれません。
しかし子どもは、そもそも本来は親とは別人格であり、思い通りにならない生き物なのが普通なのかも知れなくて…、思い通りになる子の方が、よほど生まれながらに資質が親と似ているとか親と相性が合うという、大ラッキー‼︎なのかもしれない。
う、羨ま…………
いや、人それぞれ、ですよね。
もちろん、良い大学に行くことがゴールじゃない。
人それぞれ、こうなりたい物、が見つかるだけで幸せ。
好きな物が見つかっただけで幸せ。
こうなりたい物、に向かって努力できる環境があるだけで幸せ。
最後は個人の気持ちの強さで決まる、と思うと、その根性や忍耐力、集中力を、養うには勉強でも運動でも良いのだろう。
子どもが、こうなりたい!と、言ってくれると、それに向かってサポートして一緒に夢見て頑張れるけど、実際はまだまだ将来の目標なんてない子の方が多いのではないかなー、と思う今日この頃。
親の期待を背負っていつの間にかそれが自身の夢になっている子もいるだろうけど。
それが端から見ると苦しい道でも、本人が幸せなら良いと思います。
幸せの形、が、途中で変わっても良いですし。
とにかく、親なら子どもが親の思う通りに生きるより、その子らしく、楽しく生きていてくれる方が安心な気がします。
てね。クソ長文読んじゃってる人、いるのかしら。お疲れ様です。
諦めても諦めても、やはり期待が捨てきれない可愛い可愛いアホ息子。
たくさんの感情を経て、たくさんの幼い時からのママ友とも話して、行きついたのは、シンプルな答えです。
生きていてくれさえすればいい。
健康ならなお感謝。
一度の人生、人様には迷惑をかけずに
、楽しく生きてほしい。
そうして心と身体が元気でさえいたら、その芯さえ育っていれば、いつでもどうにでもなるんじゃない。
いや、まるで今まるお君が元気ではない書き方になってしまいましたが、まるお君、元気で、楽しく部活して健康です。ダラダラ生きてるだけです。
子どもが元気だと、つい、欲が出てしまうもので。
邪念だらけの毒母の、忘れたくない原点を書き記してみただけです。
てね、一生迷うのでしょうけどね。
お久しぶりのブログで、長文テロ。
これぞ、毒母のクソブログ。
お騒がせしましたーm(_ _)m。
今後はネタが渋滞しているので、短文小出しでいかせていただきますが宜しくお願い致します。
おやすみなさい🌕。