悲痛 | ■◆ひかるのアメブロ◆■

悲痛

静まり返ったスタジアムに力強い1本の声の矢が放たれた。

その矢は全ての音を掻き消して的を貫いた。

「シュート打て!」

このコールに生まれて初めて『悲痛』という単語を本当の意味で使うことにする。

叫びながら顔が熱くなった。


分かりやすい負け方だった。

最後のワンプレーが全てを物語っている。

策を何もとらなかった指揮官の責任が大きいのは言うまでもない。

そしてこの舞台で勝てなかった責任はかなり重い。


3年前と同じ感覚。

試合後、盛大にブーイングしてやろうと思った。

誰もが同じ気持ちだった。

疎らに響くブーイングと野次。

3年前と同じ感覚。

でも、

3年前とは違う。

ゴール裏が一つになれている。

大丈夫。

変えていこう。