ショートストーリー
八千草瑛希
資料室で、資料の整理をしていると…
キィ…
と、ドアの開く音がした。
誰だろう…
と思いつつも作業を続けていると、
急に誰かが後ろから私を抱きしめた。
○○「ッ!!?」
だ、誰!?
??「○○ちゃん捕まえた」
○○「え…」
この声は…
○○「瑛希くん!」
振り返ると、笑顔で瑛希くんが立っていた。
瑛希「ふふ、びっくりした?」
○○「べ、別に~」
瑛希「声上ずってたけど…」
○○「そ、そうだっけ?っていうか、瑛希くんココで何してんの?」
瑛希「○○ちゃんに引き寄せられて来ちゃった」
○○「ハイハイ」
まともに聞いてると顔が真っ赤になるので、あえて冗談として聞き流す。
そんな私に瑛希くんが苦笑する。
瑛希「ねえ、知ってる?今ここ、僕たち二人っきりなんだよ?」
瑛希くんの手が私の頬に触れた。
○○「…うん、知ってる」
瑛希君の顔がゆっくりと近づいてくる。
私は、ゆっくりと瞳を閉じた。
○○「ねえ、知ってる?ここ警視庁なんだよ?」
瑛希「…へえ?そうだっけ?」
○○「もう…」
言い終わらないうちに、瑛希くんの唇が私の唇を塞いだ。
触れるだけの優しいキス。
瑛希「ねえ、知ってる?僕が○○ちゃんをどれだけ愛してるか?」
瑛希君が悪戯っぽく微笑む。
○○「…し、知らない」
瑛希くんが私を大事に思ってくれているのは知ってる。
でも、恥ずかしくて、そんなこと言えない…
瑛希「じゃあ、もっと伝えなくちゃな~」
そう言って、再び瑛希くんの唇が降りてきた。
END…
*イラスト目次*
■花井一沙
■天王寺豊
■桐沢洋
■八千草瑛希
■京橋克之
■浅野修介