伊勢地方は 和食の添え物として 沢庵は欠かせない一品

12月 寒風が吹く頃になると 昔は 伊勢周辺の畑は

稲架(はさ)掛け大根の林が林立し 一種独特の

風物詩だった

最近は 大根農家の高齢化と 異常気象で

蒔いた種が目を出すと 風で折れ 雨で流され

殆ど できなかった

伝統の 食品文化も 細々と生き延びている

現状であるが 漬物業者は 必死で 支えている

 

トラックで 運び込まれた漬物用御園大根

 

大根は 何段か高く組んだ 

稲架(はさ)に 掛けられ乾燥させる

 

稲架は 10段あり 社長の女性が 最上段で 大根掛けを掛け行う

あんうんの呼吸で 手慣れた女性は 大根を放り上げ

宙に舞う大根を 社長がキャッチして掛ける

 

1週間ほど干した大根 稲架に掛かった 大根は爽快です

 

稲架の裏は 白い大根の行列

干す目的からすれば 寒風にあてる面が 

正面かも知れません