ユウくんが亡くなった日の朝
お家にバナナが1本あって、わたしは
朝ごはんに食べようかなと思ったんだけど
後でユウくんの大好きなヤギミルクと
栄養リキッドと混ぜてスムージーにして
あげようと思い置いておいたんです。

まだまだ一緒にいられる日が続くと
思っていたから、後でって自然に思っていて
うまく言えないけど、ずっとそのことが
残っていて、おとうさんにその
まとまらない想いを話したんですね。

バナナがあって、後であげようと思って
まだまだ一緒にいたかった
覚悟はしていてもユウくんのことが
可愛くて可愛くて大好きで一緒にいたかった
お世話も全然大変じゃなかった
してあげられることがあって嬉しかった
ただいてくれるだけで幸せだった

と、おとうさんも最初はわたしが
バナナがバナナが残っていて
後であげようと思っていてって
わけがわからなかっただろうけど驚き
話をしながら大泣きをしてしまいました。

スーパーへ行くと、ユウくんに
食べさせてあげたくていろいろと
買ったことや、これなら食べられるかな
どうかなとあれこれ考えながら
歩き回ったことを思い出して
外なのに涙を止められなかった

昨晩はリビングにリコとメイがいて
「あれ?ユッくんはもうお布団(寝室)に
行ったの~?」って普段のように
探してしまい自分でも驚いたし
おとうさんが心配していた無気力
いつもの癖で、あはは~なんて
なんでもないように笑ったけど…

いろんな場所、いろんな場面に
ユウくんの思い出や想いがたくさんあって
前を向いていても、さびしいものはさびしい

普段はリコメイの前ではもちろん
おとうさんの前でも人前でも泣かないけど
ユウくんのことを思わない日はなくて
毎日こっそり泣いてしまいます。

大泣きをした日、
わたしが家事をしているとリビングから
なにやらおとうさんの話し声が聞こえてきて
電話をしているのかなと思ったら

おとうさんがユウくんのお仏壇に向かって

おかあさんがさびしがっているよ
みんなユウくんのことを想っているからね

と、言っていました。

みんなユウくんのことが大好き。
とってもとっても大好き。
リコもメイもおとうさんもおかあさんも
ずっとユウくんと家族で、愛しているよ。


あんまりさびしがってばかりじゃ
心配をかけてしまうかなと思うけど
ユウくんは、きっと
おかあさんって、ぼくのこと大好きだな
って笑ってくれるかなぁ。

おかあさんは、まだまだたくさん
泣いてしまうと思うけど頑張るね。

リコとメイが元気に過ごしていることを
ユウくんは喜んでいてくれるだろうなって
お空の上でも、ユウくんが幸せであるように
みんないつも想っているよ。

ユウくんからもらった幸せや優しい気持ち
おかあさんずっと大切にしていくね。