ファインダー。 もうなにもない。 ファインダーの向こう ありもしない未来を 並べ立てて いつか終わることを しっていたんだろう? 信じなかったのは 僕もおなじさ。 音もたてずに 誰も気付かないうちに 密かに毀れていく。 壊してしまえばよかったんだ。 なにもかも。 奪ってしまえばよかったんだ。 怯えていたのは僕のほう。 卑しい目で 誘ったのは僕のほう。 幼稚な頭で きみを 試したんだ。 今もまだ おなじことを繰り返してる。 どうすれば信じられる? 僕は 変われない。
僕を捉えて。 覚えた生き方 鍵はいらない すべて棄てるよ 此処が始まりだ 過去はもうない 踏み潰した記憶は 泥まみれ 生きる場所を 捜してた さまよってた 触れるすべてを 壊しながら 生きる場所を 生きる場所を 最後の場所を 今日が終わる 時をつくり刻む 流れに名前をつけた 連鎖する記憶の楔 それが僕 さわれない 概念のなかにいる 僕を捉えてよ 証明してよ 零した絵の具みたいなもんかな 記憶に今日が溶けるよ 滲む その瞬間を 捉えて それが僕だ どうかきみの手で 握り潰して
黒点。 質量を失い闇におちる星 輪郭は溶けて 一面に鏤め掻き混ぜた 密やかに含ませた毒薬は致死量を超えていたのに 悍ましいほどに腐った肢体で 自らの墓穴を掘り続けている 吐瀉物に塗れながら 何故 此の躰は生き続けているのだろう どこまでも思い通りにはならなくて 呼吸をするたび 切り裂かれたように 喉が熱くて苦しいのに 何錠飲んでも効かないんだ 記憶だけ滑り落ちる 線は何処にある? 迷い星が飲み込まれた 太陽が烈しさを増している 拡がる闇をすべて飲み込んで 燃やし尽くしてくれよ どろどろの脳みそが 悦びの声をあげた このままイケればいい 毒薬を混ぜた きみの体液で どうか僕を燃やし尽くして