最近、欧州で、42°とかスペインで46°になってきて、日本も40°が
当たり前になる気がする、今日この頃。
今から、12年位前にいきなり会社員である私の元に、
太陽光発電事業が舞い込んできた。
発案は、父親で、「俺作るから、お前は金用意してくれ」と言われた。
父親は、私の人生を苦しいものにした張本人である。
でも、何故かこの時はこの話に乗った方がいいような気がした。
結局、7つの発電所を作るのに土地の選定から約4年かかった。
その父親は、全部出来上がった時に、ステージ4の肺がんになり、
その1年半ほどで、亡くなった。
勤めてた会社は、辞める5年前にこの事業を始めたので、
就職氷河期世代で、そこそこブラックでいる人がほとんど
いわゆるFラン大出身の人ばかりで、私が開業届を出したり、電力会社へ
供託金を納めるのに半休取ったり、自分でもめちゃくちゃしてたが、
全然気づくことはなかった。
上司もいわゆる「いい人」だったので、うまく使ったような気がする。
人は変わってしまうもので、売電収入が年間2000万円くらいになる頃には、
就職難の時代に正社員で入って喜んだ会社も、もう用無しで、
配置転換で営業にでもなろうものなら、辞めてやろうと思っていた。
発電所が全て完成した半年後に配置転換の辞令がやってきたが、
「じゃあ、辞めま〜す」っておけいごと辞めるみたいに辞めた。
その会社は、今でも存在しているが、私のいた部門は部門と
そこに配属されてる人ごと、ライバル会社に売られたらしいです。
Fラン大出身の人達は、「この会社は、不滅だから、大船に乗ったつもりで
いたらいいよ」的な事を入社してから言われたし、その部署は全体的に
そんな感じのみなさんでした。
私は、入社してから3年位で次を探してた。
大赤字の部署で有名だったので…
宇宙由来の魂だからか、宇宙の計らいで太陽光発電事業がやってきたのかは、
分からないが、自分の人生で一番の僥倖だった。
現在、政府との20年契約の12年目で、自分が思う資産の安全圏まであと2年、
終了時は確実FIREしてると思う。
私の僥倖は別として、この暑さは再生可能エネルギーをもう少し
推進すべきと考える。
メガソーラーは、今となっては国民の目の敵となっているが、
経済産業省の締め付けで、2020年以降は作りにくくなっている。
あとは、原発なのかもだけど、地震がまたあると、今度こそ
廃炉の機運が出てくるかもしれません。
もう、福島みたいなところが地震でできるのは勘弁ですよね。
この間、街頭インタビューで、18歳位の子が
「僕らが中年になる頃には何度になるか怖いです」って
答えてました。
みんな薄々感じてることだけど、今だに世界や日本は
人間住めない位暑くなるまで放置しておくみたい。
私達も、政府との契約終了とともに、事業も終了するので、
そのあと誰かが、発電所を買うのか、全解体してしまうのか、
経済産業省ももう少し太陽光発電事業者に優しくした方がいいのかも
しれないです。
冷遇されたので、2032〜2034年辺りでみんな辞めちゃうかも(笑)
その時の世界や日本の気温は如何に…
オリジナルの星に帰る私としては、そこら辺が楽しみです。