書くのに迷いがありました。
原作者が精神科で看護師として働いていた経験を基に描かれているので、とてもリアルで辛いシーンが多くありましたが、全体的な
トーンは温かいヒューマンドラマでした。
カーテンなしで一番最初に朝を迎える精神科病棟に、内科から移ってきたパク・ボヨン看護師が、優しい看護師長イ・ジョンウンの指導の下、激務の中担当の患者達の毎日を明るく照らしたいと目標を立てて
一所懸命に働く内、ある患者が自分の判断ミスで自殺してしまった
罪悪感から、重いうつ病になってしまいます。
母ファン・ヨンヒや親友チャン・ドンユンやボヨンに恋する大腸肛門外科医ヨン・ウジンが見守る中、なんとか克服し仕事に復帰しますが、患者たちの保護者たちから理解されず攻撃されてしまいます。
看護師長や仲間の看護師たちの励ましで、泣きながらも逃げずに向き合い続けることで乗り越えていきます。
ラストで看護師長にみんなで抱きつくシーンでは泣けました
苦しみを抱えている患者たちに関わる医療現場の大変さ、症状や病気の知識、治療の難しさや社会の偏見を丁寧に詳しく描いています。
看護師たちにもそれぞれのエピソードがあり、中でも看護師イ・イダムと精神科医チャン・リュルとの恋模様は微笑ましかったです。
続けていれば好きになる仕事もあり、ワクワクしないから辞めていく事もある、それぞれが自分を守る方法を見つけて生きていけばいいと
いう教えのあるドラマでした。
パク・ボヨンは、明るさの中にも心の病に苦しむ姿もしっかりと演じ、凄さを感じました。
イ・ジョンウンは、大きくて深い愛で看護師たちを見守る演技に、
さすが大ベテラン女優だなぁと思いました。
チョン・ペスが「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の時と同じで、病棟みんなを慰める頼もしいエース保護士になっていて、嬉しかったです。
誰もが心の病気にかかる可能性があるストレス社会です。
私たちみんな、その境界にいますから、頑張らないで‼
パニック障害歴40年の私からの想いです
オススメ度:★★★★☆