地球温暖化の予測は正しいのか?
たとえば金子みすずは
「昼のお星」は、
青いお空に海の小石のように夜がくるまで沈んでいる、
「たんぽぽの根」は、
かわらのすきまに春が来るまで黙ってかくれている
…と、うたいました。
目には見えないけれど存在するもの。
昼のお星だったり、タンポポの根だったらいいのですが…
CO2も、またしかり。
しかも、確実にふえているものです。
なんで突然こんな話をするかというと、
最近ちょっとご縁があってこの本を読ませていただいたからです。
地球温暖化。
桜の開花はあきらかに早くなってるし、
金沢では昔はもっと雪が降ったし積もったし、
身の回りでも気がつくと「ああ、昔よりも温暖化は進んでいるのだなあ」と
実感、しますよね。
世界中の気象科学者たちが、
最新の様々な研究を、どんな考えの下、どんな風に行っているのか。
それを私たちにフェアに提示してくれて、
現在、地球がどういう状況にあるのかということを、
全くの素人にも本当にわかりやすく丁寧に教えてくれる、
そんな本です。
あとは、それを私たちがどのように感じるか。
少なくとも30年間大勢は変わらないから対応はそこからでいい、という意見もあります。
日本は島国だから影響をうけにくいし、もっとCО2をガンガンだしている
大国が先に減らすべきだ、という意見も。
そういう見方もあるかもしれない。
でも、だからといって、先にある危機をのほほんと見てみぬふりをしていいのか…。
私は、否、だと思う。
実は私も、エコバッグがこれほど流行って、雑誌のオマケにはつくわ、
ものすごくお高いエコバッグがでたりするのってどうよ?と思っていたのですが、
「でも、お気に入りのエコバッグなら決してなくさないし、いつも持っていたくなるから
それひとつを大事に使ってまさにエコバッグになるんじゃない?」といわれ
目から鱗でした。
要は、そういう気持ち次第。
エコバッグを持つことが大切なのではなく、
「再利用できるものを大切に使い切る」という精神。
シャンプー類の詰め替えしかり。マイボトルを持ち歩くことしかり。
ちなみに私は通常、ペットボトルをよく洗って何回か繰り返し利用してます。
中身がなくなるととっても軽いのが良い。保温の手作りペットボトルホルダーに
入れればわりといつまでも温かいし、かわいいし。350mℓと500と使い分け。
…あらら、なんだかみみっちい?貧乏くさい?
でも、「みみっちい」「貧乏くさい」ことこそ、地球環境的には良い事なんじゃないかなあ。
それに、いかにお金を使わずに、どれだけ「楽しくみみっちく」暮らせるか、とか考えると…
なんだかちょっとワクワク…してきません?
いわゆる、創意工夫ね
「どうせ」とか「やったって意味ないし」というネガティブ思考ではなく、
「わたしにできることは、やらないよりやる!」という前向きさが重要だな、と。
温暖化のことだけではなく、いろんなことを考えさせられたのであります。