目黒川にて | 戸丸彰子のとまる~む

目黒川にて

目黒川にお花見にいってまいりましたアップ

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雨がポツポツ降ってはいましたが…雨の桜、好きです。

水に濡れた女性は美しく見える、などといいますが、

桜も同じですね。


少し重い湿った空気が、桜をどれほど艶めかせることか…。

たそがれどきのぼんやりとした淡い空の色とも、怖いくらいにあいます。



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かの宇野千代先生は桜と女性の一生を重ね合わせ、

50年、60年を過ぎてこそ、桜は妖艶な美しさを漂わせる、

人間も同じで、年を経るごとに深みを増し、ますます輝いていく、と

おっしゃっておりました。


なるほど。若い桜もキレイですが、樹齢を重ねた桜の

しんなりとした枝ぶりや、たっぷりと花をつけ重そうにしなる様子などは

えもいわれぬ佇まいです。


私たち人間の女も、桜のように、年を重ねるごとに

深みを増していきたいものですね。



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