15日の出生後から、ずっとこんな感じのまま過ごしていた赤ちゃん。
私には、何もしてあげられることはありませんでした。ただ呼ばれた時に、ミルクあげに、オムツを替えに、NICUへ行くことくらい。それ以外には何も…。
ただ助産師さん達は違っていました。
「少しでもいい。お母さんの母乳を赤ちゃんに届けたい」
本来であれば、赤ちゃんにあげる初乳は、母乳です。でも、私はそれが出来なかった…。初乳を待たず、とりあえず血糖値を正常値にしなければならなかったことから、ブドウ糖の点滴と合わせて、ミルクを飲ませなければならなかったから…。だから、少しでも早い段階に母乳を届けてあげたいというのが、助産師さん達の想いだったようです。とは言っても、赤ちゃんに吸われて初めて母乳が出るようになるものを、まだ吸われていないおっぱい…そう簡単に母乳が出るわけはありません…。それでも少しずつ搾乳をしながら、たった1ccだけしか出なくても、赤ちゃんにその都度、助産師さん達は届けてくれていました。その行動に、今はとても感謝しています。
助産師さん達の想いもあって、搾乳をしながら、少しずつ母乳を飲むようになり、翌日の16日の昼には、鼻に入っていた管は外され、17日に日付が替わる頃には、手に入っていた点滴は、外されたようでした。
そして、17日になって、初めての面会の時、NICUを退院出来ることになり、新生児室の方に移れること、そして、母子同室にOKが出たので、母子同室が出来ることを告げられました。
その日の午後、新生児室に移り、母子同室になり、息子くんは、初めて赤ちゃんに触れることができました。
初めて赤ちゃんを目の前にして、言った息子くんの一言
「うわっ!動いたっ!」
…でした。
思わず「動くよっ!動かなかったら困るわいっ!」と、突っ込んでしまった私…。(笑)
でも、それくらいまだ不思議な存在だったんでしょうね…。
触りたい…でも…。
なかなか赤ちゃんを受け入れられない息子くんの葛藤は、今も続いています。そして、私を独り占め出来なくなってしまったことに苛立ちさえ感じている息子くん…。いろいろとわかってしまうだけに、息子くんの想いは、複雑のようです…。

