こんにちは!今回は、2021年~2022年の間に自身のセクシュアリティーをカミングアウトした男性俳優さんたちをまとめてみました。



Ronen Rubinstein


@ronenrubinstein / Instagram


ドラマ『9-1-1:ローンスター』でゲイの消防士を演じているローネン・ルービンスティーンは、2021年の4月にVarietyとのインタビューで実生活ではバイセクシャルであることを公表しました。


そのインタビューで語ったところによると、ガールフレンド(現在は妻)の支えもあって、自身のセクシャリティーと向き合うことができたんだそう。



Joshua Bassett


@joshuatbassett


ドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』のジョシュア・バセットは、2021年の5月にSNSへの投稿で自身のセクシャリティーについて言及。その後のGQとのインタビューで「自分がLGBTQ+コミュニティーの一員であることを幸せに思う」と発言しています。



僕は自分のセクシャリティーをずっと他人から決めつけられてきました。彼らは何も知らないのに僕を批判してきました。(略)恥じることなく、あなたの愛する人を愛してください。まだ自分は何者なのかと模索していても大丈夫。人生は短いんだから無知や憎しみに負けてはいけません。僕は愛を選びます❤️🧡💛💚💙💜



Larry Saperstein


@larrysaperstein


ジョシュアと『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』で共演するラリー・セイパースティーンは、2021年6月のプライド月間の初日にTikTokでバイセクシャルを公表。その動画には「テレビではガールフレンドがいる役柄を演じてるけど」「本当はバイなんだ」という文章が添えられています。










Hugh Sheridan


@hugh_sheridan


ドラマ『Packet to the Rafters』のヒュー・シェリダンは、2021年の6月にDNA Magazineとのインタビューでバイセクシャルノンバイナリーを公表。


そのインタビューでは、あえて自身をバイセクシャルとノンバイナリーだと定義したヒューですが、自分のセクシュアリティーやジェンダーを無理やりカテゴリー分けすることには反対のようで、同じインタビューの中で、自分は「me(自分)」であり「Hughman(ヒューマン、Hughとhumanをかけて)」だとも定義しています。



Jack Dylan Grazer


@jackdgrazer


映画『シャザム』シリーズや『IT/イット』シリーズなどのジャック・ディラン・グレイザーは、2021年の7月にインスタグラムライブで行われたファンとのやり取りの中で自身のセクシャリティーについて質問され「あなた(ジャック)はゲイですかって?僕はバイ」と返答。(その時の動画はこちら


ちなみにジャックはバイセクシャルであることを明かした後に「SILENZO BRUNO(サイレンゾブルーノ!)」と叫んでいますが、これはジャックが声優を務めているピクサー映画『あの夏のルカ』に出てくるセリフだそう。


『あの夏のルカ』は(観てないから知らんけど💦)LGBTQの人たちの心情を表したようなキャラクター描写でも高い評価を受けている作品だそうですよ。



Kal Penn


@kalpenn


映画『ハロルド&クマー』のカル・ペンは、2021年の10月に出版された自叙伝『You Can't Be Serious』の中でゲイであることを公表。


その本の中では11年来のボーイフレンドと婚約したことも明かしていて、その後のPeopleとのインタビューでは「私は多くの人よりも比較的人生の遅い時期に自身のセクシュアリティーに気づきました」と語っています。



Julian Morris


@landonross


ドラマ『プリティー・リトル・ライアーズ』のジュリアン・モリス(上の写真の左)は、2021年の12月に18年間(当時)付き合っているランドン・ロス(写真右)という男性との関係をインスタグラムで公表しました。

 


付き合って18年になるね。そのどれもが最高の年だったな。君と一緒に過ごせたから。愛してるよ♥️(...にしても、18年愛とか尊すぎるな♥️)









Luke Baines


@lukebaines


ドラマ『シャドウハンター』のルーク・ベインズは、2022年6月のプライド月間にインスタグラムへの投稿で「幸運なことに、私は人生で2回の恋を経験しました。1回目は女性に、2回目は男性に」とコメント。


同じ投稿のキャプションには「セクシュアリティーの定義には人それぞれの形がある。でも私が言えるのは、愛は愛だということ」とも書かれています。



Luca Calvani


@lucalvani


母国の作品に加えて、映画『コードネーム U.N.C.L.E.』などのハリウッド作品にも出演するイタリアの俳優ルカ・カルヴァーニ2022年のプライド月間にインスタグラムで男性パートナーの存在を公表しました。



Kit Connor


@kit.connor


ドラマ『ハートストッパー』のキット・コナーは、2022年の11月にツイッターでバイセクシャルであることを公表。(現在キットのツイッターは閲覧できなくなっています)



(しばらくツイッターをやめてたけど)ちょっとの間だけ戻ってきたよ。

ぼくはバイ。

18歳の子に無理やりカムアさせるなんて大したもんだよ、おめでとう。

きっと作品の主旨が理解できてない人もいるんだね。じゃあね


今年『ハートストッパー』でブレイクしたキットですが、ドラマが配信されて以来キットは、主にSNS上で根拠のない批判や誹謗中傷のターゲットにされたり、私的な事柄について過度に詮索されたりもしていました。


今回のキットの告白は、キットが「カミングアウトを強要された」と感じてしまうに至る環境を作ったSNS上の心ない発言などが、改めて問題視されるきっかけとなり、また性的マイノリティーの役を演じた俳優が、実生活でもマイノリティーであることを公言している必要があるのか...といった、著名人のプライバシーやクィアベイティングの定義などについての議論を前に進める要因にもなりました。


カミングアウトは本来、そのタイミングや、そもそもするかしないかは本人の意思によって決断されるべきだというのは『ハートストッパー』が描く大きなテーマのひとつでもありましたが、このような事態が起きてしまったことに、ドラマの共演者や著名人なども苦言を呈しています。










そして上記の俳優さんたち以外では、2021年には、元アメリカ版バチェラーのコルトン・アンダーウッド(Colton Underwood)がゲイをカミングアウトしたり、芸能界よりも遥かにカミングアウトのハードルが高いスポーツ界では、アメフトのカール・ナシブ(Carl Nassib)選手が現役のNFL選手として初めてゲイをカミングアウトしたことなどが大きな話題になりました。(ちなみにコルトン・アンダーウッドも元アメフト選手です)


コルトン・アンダーウッドは、インスタにフィアンセとのツーショットをよくあげていて、今ではとっても幸せそうです。ちなみに彼のことをもっとよく知りたいって人は『コルトン・アンダーウッドのカミングアウト』っていうドキュシリーズがネトフリで配信されてるのでチェックしてみてください。


一方、今も現役のナシブ選手にもパートナーらしき人がいるみたいで、たまにインスタのストーリーの方とかに登場したりしてます。


他にもスポーツ界では、カナダのホッケー選手(Luke Prokop)やイギリスのサッカー選手(Jake Daniels)が、それぞれの種目・国の現役選手として初めてゲイをオープンにしたことや、元WWE(プロレス)の選手(Gabbi Tuft)が現役を引退後にトランスジェンダーの女性であることを公表したことなども話題になっていました。


カール・ナシブ(左)

コルトン・アンダーウッド(右)










さらに、2021年には『ピッチ・パーフェクト』などに出演する女優のレベル・ウィルソン(Rebel Wilson)が女性パートナーの存在を明かしましたが、これはメディアのアウティングが問題になったり...(詳しくは調べてみて)


最近では、プエルトリコとアルゼンチンのミスコン代表が、じつは密かに付き合っていて、今年(2022年)めでたく結婚したっていうロマンチックなニュースがSNSでいいね♥️されまくったりしてました。


あとは、今年公開された『僕の巡査』に出演のエマ・コリン(Emma Corrin)も2022年にクィアであることをカミングアウト。ちなみに同じく『僕の巡査』でエマやハリーと共演したデヴィッド・ドーソン(David Dawson)は男性パートナーとの結婚を来年に控えてるらしいですよ!


心揺さぶられる映画だったな。


...というわけで、今回は2021年と2022年にカミングアウトした俳優さんたちを紹介してみました。2023年はコロナ禍も明け、さらに明るくクィアな年になるといいですね。それでは、よいお年を!