あの頃のことを思い出すと今でも胸が締めつけられるような感覚になります。
少しでも会いたくて…
会えなくて…
声が聞きたくて…
触れたくて…
苦しい程好きで…
それでも、それが叶わなかった頃。
時間の感覚は人それぞれだけれども3年という月日は、私には長い年月だった様な気がします。
そんな時間があったことが信じられないくらい
今私は、あなたの優しさに包まれながら
あなたを感じながら一緒に過ごすことが出来ているなんて奇跡としか言い様がありません。
朝日の入る部屋で
朝食を終えた後あなたの横でコーヒを飲んでいる私。
あなたはテレビに目をやり天気予報を見ている。
穏やかなひととき。
こんな風に一緒に暮らすことが出来るだなんて考えられなかったあの頃の私に伝えて。
〝大丈夫だよ。あなたはあなたのたまらなく愛おしい人と今暮らしているわよ。それもとても穏やかで、楽しくて、まるで何十年も一緒にいるかのように当たり前に暮らしているわよ。安心して今を楽しんで!一人で自由に遊べるのも今のうちよ。
未来のあなたはね、茂さんと一緒に暮らす一つ一つをとっても楽しんでるわ。
あの頃のあなたが望んだ通り安心感いっぱいに満ち溢れた暮らしをしているわ。
だから何も心配しなくて大丈夫だからね〃
「ん?」
「今のは何?どこから聞こえてきたの?」
朝ベッドでまだ眠気が残る中、急にどこからか聞こえてきた声。
私はあまりの驚きに暫くベッドから動けなくってしまった。
つづく