長いですが
今までよくわからなかった方も
ぜひ読んでみてください。
一応本文も貼りますが
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キム・ホンシク評論家
…まず「ハイブとミン・ヒジンの葛藤」というフレーム自体がおかしいですね。なぜ彼女だけ実名ですか。なぜパン・シヒョク氏の名前は隠れて会社名のみ出るんですか。
4月25日にハイブが突然発表しましたね。経営権簒奪の意図が発覚したのでADORの内部監察に着手した。株主総会を開いてミン代表を解任しないといけないと。内部の問題をいきなり公開し、まだ監察結果も出ていないのに解任という目的を言う。これは常識的ではないですね。
私にも取材の電話がたくさん来て、今のような懸念を話したのですが、全く記事に出ませんでしたね。それでマスコミがハイブに忖度したのを感じましたね。
キム・ソンスMC…
私にも記者から電話があってハイブの問題点、サラリーマン社長にどうして経営権簒奪が可能ですかと指摘したのですが、その方は「ミン・ヒジンの強欲」という方に話を持っていきたいようで困惑しました。
評論家…
記者会見では現場の記者達は彼女に共感したのですが、結局デスクの意図で出てきた記事の趣旨は変わりました。私はその時ハイブが「文化権力」になったんだなと感じました。ハイブは今世界的な歌手達を抱えていますから、もしハイブの気に障る記事を書けば今後取材協力に支障がでるからです。
これは私も責任を感じていて、BTSの世界的成長を応援したい気持ちで問題点を看過したことがハイブを「怪物化」させてしまったと。KPOPの基本精神、文化民主主義の観点から見て、ハイブが国民、消費者を省みなくなってきているなと感じます。
MC…
ミン・ヒジンが1000億ウォンの株を持ってるのに何が可哀そうだ…これについて話をしますね。契約をよく考えないといけません。ハイブがミン・ヒジンをスカウトしたんですよ。
評論家…
ミン・ヒジンは元々SMエンタで働いていて少女時代のスキニー、シャイニーのスタイリング、EXOの制服ファッションなどで有名ですが、SMが危機に瀕してそこから復活するのに彼女が果たした役割は相当だったのです。
そして彼女が疲れて休もうとした時に接近したのがパン・シヒョクでした。みなさん、実力者をヘッドハンティングする際に高額の報酬を払うのが間違いですか?
MC…
彼女のKPOP界での位置づけはサッカーのソン・フンミン級なんです。なぜならアイドルを音楽だけでなく全ての要素を総括してプロデュースするクリエイティブディレクターは、彼女が初めてだったからです。それを当時できたのは三大事務所の社長の三人だけだったんです。だから業界の評価が彼女に大きく集中したのです。
評論家…
彼女は、男性PDが男性が好む女性グループをプロデュースするという流れ自体を変えたんですよ。女性が好きな女性グループの流れへのターニングポイントの中心だったのが彼女です。それをパン・シヒョクは理解してなかったと思うんです。
MC…
それまでの大型資本がマーケティングと宣伝を通して作り上げたアイドルでなく、ファンとの疎通を通してできた初めてのアイドルがBTSで、新しい文化現象ですよね。
評論家…
そうなんですが、実は韓国の知識人はその流れを理解してなくて、今回の事態でミン・ヒジンを攻撃しているのは実はKPOPアイドル自体を前から好ましく思ってなかった人達なんです。実はパン氏自身もそうなんです。今はファンが自分達を代弁していると感じなければそのアイドルを選択しないのです。
ハイブが直接手掛けた女性アイドルは昔のスタイルなんですよ。結局その旧態依然とした思考とミン・ヒジンが提示した新しいものが衝突した結果、ハイブが彼女を攻撃して混乱が起こっているのです。
MC…
はい、この事態をしきりにお金や経営問題に持っていきたい人達がいますが、そうじゃありません。KPOPがこれからどう発展していくか、KPOPのアーティストとファンとの関係をどうしていくかが本質であると思います。
もう少し考察するとYGはガールズクラッシュとして一種の「英雄」を作り、SMは神秘的な「神」を作りました。しかしBTSとNewJeansは違いますね。同時代を生きる青年であり、あるいは町内で一緒に遊んでいる女の子達なわけです。「私」を投影できる、共に生きている存在ですね。
そういう子達のイメージがアイドルとなったのと比べ、ルセラフィムは依然として「女神」なわけです。美学と哲学が違うのでミン・ヒジンがNewJeansを作る時に、以前のままの概念を持った経営陣は不安になるわけです。
ミン・ヒジンがミンジ以外にオーディションで選んだメンバー達に対しても、パン・シヒョク達は自分達の抱くトレンド感に会わず気に入らないわけです。なのでルセラフィムを先に大々的にデビューさせたわけですが、その後に出たNewJeansがわずか一年でビルボード1位を取る成果を出したものだから葛藤が生じ始めたのです。
評論家…
企画社の大々的なマーケティングでなく、純粋にファンの力で成長した「文化民主主義」現象であることを理解しないといけません。新曲「バブルガム」のMVを見てください。「ささやかな日常」というトレンドを彼女達が作りだし、他のグループも一斉に追いかけています。
マルチレーベルシステムは多様性を維持し、コンテンツが貧困化しないようするリスクヘッジをするためのものなのに、パン議長は自分がシステムの中心にいてレイブルの成果を自己複製する道具として使用してきたんですね。私達は以前からそれを指摘してきました。例えばセブンティーンや、一番悲劇的なのはヨジャチングの例のように。
MC…
それにしてもなぜハイブはこの告発をNewJeansのカムバック直前にしたのでしょうか。同じ会社の経営陣として理解できない行動です。ミン・ヒジンはILLITの模倣問題を内部告発した報復だと主張していますが。そしてストックオプションの問題です。
評論家…
ヘッドハンティングしてきた子会社の代表なのですから、18%程度の株を授与するのは当然のことです。13%はミン・ヒジンが時価に関係なくあらかじめ決められた価格で売れるプットオプションですが、その価格は会社の業績によって決まるので成果が出なければ価値がありません。
ガールズグループは99.9%が失敗するものなので実はこの株自体はリスキーなものです。あくまでミン・ヒジンがNewJeansを通して業績を上げたから株に価値が出たわけで、その点を誤解なきように。
スタートアップ企業は業績を上げたら成果給の比率を上げる要求をするのは当然のことです。そして要求が通ったとしても成果を出せなければ意味がないのです。また、株主間契約違反があると株を売ることができません。
そして残りの5%の株はハイブが同意しなければ売れません。たった1株持っているだけでも彼女はADORの理事を辞めることができず、競合禁止項目によって独立しても他会社でも芸能関係の仕事ができません。
その問題点はハイブも認め改善の申し出をしたがミン・ヒジンが拒絶したというのですが、それもハイブが言っていることであって、双方が文書による契約を交わす前にこの事態に至ったわけです。
MC…
ミン・ヒジンもハイブのシステムや資金を利用して活動したのではないか?その通りですが、それを提供できるのはハイブだけですか。実際SMはもちろんYG、JYP、ワーナー等も彼女を狙っていたんですが、ハイブに行ったのは信頼したから行ったんじゃないですか。
ハイブの経営陣が株主に信頼を毀損して申し訳ないと謝罪しましたが、まずNewJeansメンバーとファンを心配するべきじゃないですか。それもNewJeansのお陰で会社の株価が20%も回復したというのに。
この事態の本質はアーティストを排除した形で、芸能会社がIP会社を作って変な金儲けをして失敗している問題です。アルバムの自社買い、ランダムフォトカード、水準の低いゲームやマンガ化、デザインしたメンバー自身が驚くほど高額のグッズ販売。
評論家…
パン議長が「KPOPの危機だ」と言いましたが、正しくは「KPOP会社の経営の危機」なんです。NewJeansは比較的そういうことをしていないのでミン・ヒジンが問題提起したのであり、我々としてもハイブの経営問題についてもっと詳細に知らせなくてはいけないと思います。
BTSの兵役問題も全員が入隊しても対応方法はいくらでもあるのに、結局経営陣が株価だけを気にして兵役免除の働きかけを政権に水面下で行っていた。
最後にもう一度言いますね。
マルチレーベルの問題じゃないんです。ハイブ経営陣による経営リスクなんです。
この言葉が全てだと思いますけどね。
今日から6月ですね。
早すぎる💦
色々ありますが
メンバーも
真っ当なペンも
健やかに心穏やかに
過ごせる事を願います
良い週末を✨