記憶力なんていらない
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言葉の記憶を粉々に打ち砕いた
断片達が宙に浮いて泣いていた
繊細な感情と折り重なっていたものが
薄い層が破れて感情の片鱗が流れ落ちてく
救われない言葉達
私の記憶の倉庫には期待と夢とを背負った言葉達が弾けんばかりに渦巻いていた
時に甘い蜜さえ湛えて…
記憶の倉庫なんていらない
みんなその場で忘れていけばいい
期待も夢も楽しみも 言葉に意味なんて持たせずに
記憶力なんていらない
みんな忘れてしまえばいい
甘えた瞳も 猫のような声も
冷めた眼差しで沈めて封印してしまえ
失って行くものは気力だけでは維持できない
時計の針は人それぞれにテンポが違うの
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