場面緘黙症克服のための取り組み第3回目は「サークル」です。

サークルに入るか入らないかは、大学人生を大きく左右します。というか、1番左右するといっても過言ではありません。(笑)

私はテニスサークルに入っていたのですが、夏休みと春休みには合宿、その他個人的に飲み会や旅行などもサークルの人と行くことが1番多かったです。

大学入学当初、場面緘黙症という病気については知らなかったのですが、人によって態度が大きく変わってしまう自覚はあり、、

「これは自分のよくない癖。いろんな人と関わって治さなければ!」

と思いサークルに入ることは決めていました。

サークルには何となく気の合った友達に流されるようにして入りました(笑)

私の入ったサークルはとても良い人が多く、私が大人しい時も喋る時も受け入れてくれる人ばかりでした。

大学に入ると本当に色々な性格の人を目にします。流されるままに生きていると大学では「緘黙」の方ばかりが先行してしまうと思います。

その中でサークルという集団に入ることで自分の居場所(アイデンティティ)を確認することができました。

いろいろな人と出会う事で、自分が少し変わっていてもそれが自分の個性なんだと自信を持てる場所が大学であり、サークルやゼミといった集団に入る事の大切な意味なのかなと思います。

大学以外にも今はツイッターなどで自分の趣味を共有できる場面は増えています。

場面緘黙症だからといってそれを嫌う集団や環境に身を置く必要はなく、自分が好きな事や受け入れてくれる人を探す権利はあります。

ただ権利を行使するか、破棄するかは自由です。自分の本当の性格と相談して人生を決めることが、有意義に過ごすポイントかなと考える今日この頃です。