田豊とらっきーでおはようございます!
第二次世界大戦前夜の1930年代後半を意識しているこのシリーズ。大英帝国が世界に冠たる国であった時代を意識させる描写が度々あり、また、当時の旅行事情もうかがうことができます。
この「ABC殺人事件」では、重要なアイテムとして、ABC時刻表が登場します。ABC時刻表とは、文字通り駅名をアルファベット順に並べて停車時刻を記載した、当時の代表的な時刻表なんですね。2007年まで続いたのは圧巻!
南米から帰国した友人、ヘイスティングス大尉を出迎えるポワロ。
ヘイスティングス不在の間に、ABCなる差出人から「アンドーバー(地名)に注意」という脅迫状が届いたという。
しかし、これだけの手がかりでは、さすがのポワロもどうしようもなく、スコットランドヤードのジャップ警部にも相手にしてもらえない・・・・。
ところが、翌日。アンドーバーで、タバコ屋の女主人、アリス・アッシャー夫人が撲殺体で発見され、遺体の傍にはABC時刻表が!
更に、「今度はベクスヒル(地名)に注意」という新たな警告が届き、ホールで働くベティ・バーナード嬢が絞殺された。
続いて、チャーストンでは貴族のサー・カーマイケル・クラークが殺害され、犯行は止まらない。
そして、事件を追うポワロ、ヘイスティングス、ジャップとは違う時間軸で不審な行動を取る謎の紳士アレクサンダー・ボナパルト・カスト氏(イニシャルはABCになる)。彼が一連の事件の犯人なのか・・・・?
ストーリーの冒頭で登場する、ヘイスティングスが南米で仕留めたメガネカイマン(ワニ)の剥製、セドリック!事件の本質とは無関係ですが、ポワロの意外な人間性を暴き、そして、ヘイスティングスとある人物との絆を結ぶアイテムとなります(笑)。
途中から、被害者遺族が事件を捜査するチームを結成する、というストーリー展開も斬新ですね。




















