先日X(ツイッター)を見てましたら、国民健康保険が凄く高いとい

う記事を見つけました。

 

長い間サラリーマンをやっていたので、そういう事には無頓着だった

のですが、ちょっと調べてみました。すると、国民保険料はおよそ所

得の一割になることが分かりました。

 

ハッキリ言ってすごく高いですね。

超高齢化社会なので、現役世代が負担する仕組みという事でして、年

金と同じ考え方みたいです。

 

会社でしたら健保組合に自動加入で、半分を会社が負担してくれます

し、家族の分もカバーしてもらえますが、国民健康保険ですと、全額

負担の上に家族も個別に保険料がかかるということです。

 

かなり不公平感がありますね。

 

見方を変えれば、会社組織というのは良くできた社会制度なのかもし

れません。行政からすれば、会社代表へ何か指示すれば末端まで伝達

が行き渡るので、効率的ですしね。

 

安全書類やグリーンファイルを作る際、一人親方には神経を使います

が、行政の意向としては、電工さんやその他の職人も全てサラリーマ

ンとして会社に所属してください、という方針だそうです。

 

ではなぜ一人親方というフリーランスの職人が居なくならないのかと

いうと、一人親方のほうが実入りが良いという事に他なりません。実

際にいい車に乗っていますw 社会保険などが色々かさんだとしても

一人親方の方が良いという事です。

 

また職人を複数雇用している親方に尋ねますと、労務管理が非常に煩

雑な為、一人親方に応援を頼む方が経営効率がいいそうなのです。

 

なので〇〇電気の安全書類を整備していく過程で、配下の職人の実に

半数以上が一人親方だった、という事が度々出てくるわけです。

 

翻って電気保守管理業界を見てみますと、保安法人に所属してサラ

リーマンとして働くケースと、個人事業主として働くケースがありま

す。どっちが得なんだろう? と考えてみます。

 

報酬面で考えますと、労働力の対価なのか、責任の対価なのかで

違ってくると思います。

 

会社組織で考えますと、カリカリ働くのは若手や中堅でして、経営者

層になると、もう殆ど実務をしていません。年間計画を作った後は、

その通りに運営できているか日々チェックして、問題があれば会議な

どして部課長クラスに指示をして、っていうのが主業務で後は役員会

議や業界の懇親会に出かけたりと、これはもう責任の対価として報酬

を受け取っている訳です。実際私は上場企業のサラリーマンとして、

執行役員のすぐそばのデスクで仕事をしているので良く分かります。

 

では電気管理技術者って、労働の対価で報酬をもらうのか、責任の対

価で報酬をもらうのか、どちらなの? って話しになりますと、これ

はもうピンキリになりそうです。点検屋さんなのか、コンサルタント

なのか、どちらなの? って話しになってきますね。

 

もうこれは、それぞれの考え方の違いになってきますので、各自の志

向によって働き方のバリエーションが色々出てくるのかと思います。

 

ですが電気管理技術者って、本来コンサルタント業ですよね・・・。