少しずつ電気管理技術者になる準備を進めています。

最近は電気保安規程と委託契約書のひな形を作ったり、行政手続き

をリストアップしたりしましたが、思ったより簡単だったのでひと

安心しています。

 

さて、色々調べていくうちに「電気代の高騰」が目に付いてきました。

そこで簡単にシミュレーションしてみました。すると・・・。

延べ床面積2000m2程度の商業施設を想定してエイやッ、で

計算してみると、月に7百万円近くもかかる!? みたいな結果がでま

した。年間にすると8千万円もかかるみたいです。計算間違ってない?

 

 

だいぶ昔、一時期あちこちで年間の電気代想定額算出を求められたこと

がありまして、それを思い出しながらやってみたのですが・・・、感覚

的にですが、十数年前に比べると倍程度値上がりしていない? って思

います。

 

これだと「電気代を払う為に働いている」みたいな感じですね・・・。

 

中でも「再エネ促進賦課金」が1割以上占めていまして、これは太陽光

などの自然エネルギーを普及させるための財源を一般ユーザーへ転嫁す

るというものでして、苦肉の政策ですね。原子力発電が普及すればこう

いうのが無くなるんですけど、これは仕方ないですねー。

 

私は電気施工管理が仕事なので、LED照明への交換や、各種センサース

イッチ、高効率変圧器やデマンド管理なんかは手掛けてきているのです

が、それらを組み合わせても「焼け石に水」って感じが否めません。

 

で、焼け石に水を適用してみますと、どんぶり勘定ですが、デマンドコ

ントロールが上手くいったとして10%ピークカットできた場合15万

円/月の削減が、機器更新でシミュレーション通りの効果が出たとして

(未だに蛍光灯だったのをLEDに変えたりとか)で110万円/月の削

減になりました。

 

 

本来だと工事費を勘案しないといけないのですが、煩雑なのでここで

は省略します。エアコン交換も電気代削減に効果大なのですが、夏と

冬しか効果が見えないのでこちらも省略。ちなみに工事費は一部償却

できるので、長期的に見たら機器交換した方がいいように思いますね。

 

他に電気代を安くする方法に「電力会社を代える」という方法がある

のですが、どの新電力も単価を公表していないのでブラックボックス

です。相見積もりを取るしかなさそうですが、施設の稼働状況と新電

力のプランが一致すれば、もしかしたら大きくコストダウンできるか

もしれません。

 

電気代高騰は電力会社が悪いんじゃなくて、原油価格高騰と円安が原

因です。円安は仕方ないとしても原油価格は落ち着いて欲しいもので

すね。

 

エネルギー情報センターさんから資料をお借りしました。

年間ですが、電力会社を代えるだけでも大きな効果があるみたいです。

保守管理だけでなく、こういう事も提案できるようになりたいですね。