今宵のお話は、ちのびの本業のお話です。
今日は何しようかな?と毎朝考える新米漁師のちのびです。
やる事は沢山有るんだけど…
仕事してません。
ずっと…
先月中旬に「南九州車中泊の旅」に行く数日前から、5月14日の現在まで…
1月以上仕事していません。
途中2回程「おかず」を獲りに沖に出たきりです。
そして5/2日に船を上架してから、まだ船を降ろしていません。
もちろん収入は0です。
それどころか大出費確定なのです。
船のエンジンからスクリューを繋ぐシャフトと呼ばれる金属の棒(黄色の棒)と、本体の間に有る「コックボード」と呼ばれる硬質なプラスチックの様な部品が片べりしてしまっています。
隙間が有るのがわかります。
この隙間が有ると、船を前進後進させる時に「ガタガタ」と震え、しっかりとエンジンの出力をスクリューに伝達出来ず、本体やシャフト、エンジンにも良くありません。
更に海水も船内に入ってくると言う最悪な状態になります。
この部品を交換するのに、部品代で約9諭吉、工賃で約4~5諭吉は飛んでいきます。
船を上架するのに2諭吉、ペンキ代2.5諭吉、プロペラと舵塗装で2.5諭吉はも掛かってきます。
収入が無いうえこの支出はかなりのダメージです。
GW期間中という事もあり工場が休み&部品調達に時間が掛かり、更に4月一杯で工場が廃止になると言う大問題が重なり最悪な進捗となっております。
周りの漁師は「イカは居ないのでゆっくりやるといいよ。」と言っていますが…
今週中に船を降ろせるのかな?
今宵はこれまでにしとうございます。
次回のお話は、漁師の仕事です。