2023年3月26日(日)12:00開演 国立劇場

未来へつなぐ国立劇場プロジェクト
初代国立劇場さよなら公演
歌舞伎名作入門

入門 源氏の旗揚げ

文耕堂・長谷川千四=作
《鬼一法眼三略巻》
一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)二幕
 -曲舞・奥殿-
五 條 橋(ごじょうばし)一幕
 国立劇場美術係=美術
        

「入門 源氏の旗揚げ」
ご案内片 岡 亀 蔵

『一條大蔵譚』
一條大蔵卿長成中 村 又五郎
吉岡鬼次郎中 村 歌 昇
鬼次郎女房お京中 村 種之助
勘解由妻鳴瀬中 村 梅 花
播磨大掾広盛嵐   橘三郎
八剣勘解由片 岡 亀 蔵
常盤御前中 村 魁 春 ほか

『五條橋』
武蔵坊弁慶中 村 歌 昇
牛若丸中 村 種之助 ほか

 

又五郎の大蔵卿、吉右衛門、仁左衛門とは味が異なり、人間味あふれる大蔵卿、可愛らしい。今回は極めて珍しい曲舞が上演されたのもポイント。襲われるのを狂言を踊りながら巧みにかわしていく流れ、最後は変な混ぜ物(笑)をした薬も勢いで飲ませてしまいました。最後の五條橋で弁慶と牛若丸(義経)の舞が見れたのも一興。

 

流石に魁春は厳しいものがありましたが、チーム播磨屋、良い意味でチームワークの出し物を見せて貰いました、では。