5月にアルゲリッチとマイスキーの来日(別府アルゲリッチ音楽祭)は許可されるようです。やはり単発での公演は×で、公的支援ある音楽祭やオケ音楽監督など役職者については一定条件の下で承認されるということでしょうか。

 

東京でも5月14日(金)にオペラシティコンサートホールでマイスキーとのデュオコンサートが予定されています。

 

第22回別府アルゲリッチ音楽祭2021 プログラム (argerich-mf.jp)

 

皆さまに美しい桜の訪れと共に、当財団アルゲリッチ総裁とアドヴァイザリーコミッティのミッシャ・マイスキーさんの来日については、関係者との調整が最終段階となりました。
本当に嬉しく思います。

多くの困難のなかで、関係者の皆さまのご尽力のおかげで今日の発表に到りました。
心からお礼を申し上げます。

厳しい制約の中での来日は、これからも日々の推移を見ながらこれ以上感染の犠牲になる方々が増えないように、私たちも日々一層の感染予防を徹底していくことが求められております。
今後も皆さまの御協力を頂きながら、無事に5月を迎えることができますよう、よろしくお願いを申し上げます。

今年、アルゲリッチ総裁は本当におめでたいことに、傘寿80歳のお誕生日を迎えます。
長年日本への愛情を持ち、素晴らしい音楽を私たちに与えてくださっているアルゲリッチ総裁に心からの敬愛と感謝を込めて、音楽祭は「80歳を祝して」開催をいたします。

そして日本から世界へ向けてアルゲリッチ総裁が語った「芸術は孤高のものではなく、人と共にあるもの」を胸に、音楽を通して人の大切さや、寛容な社会の大切さを発信していきたいと思います。

長年私たちが目指して参りました「社会における芸術の役割」を果たしていく上でも、このことはSDGsの精神にも通じるものでもあり、誰一人として取り残さない、真に豊かな未来に出会うために、アルゲリッチ総裁と共に皆さまお一人お一人に、この音楽祭をお届けしたいと思います。

公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団副理事長
別府アルゲリッチ音楽祭総合プロデューサー
伊藤京子