12月下旬は小生はベートーヴェンの第9やニューイヤーコンサートには殆ど行かず、大晦日の文化会館の例の全曲演奏会も行かず、掃除をして恒例の1人すき焼き(+1人酒+独り言+1人泣き)の準備をするのですが、毎年長めの音楽を通して聴くというのが習慣になっています。

 

昨年はレヴァイン、バイロイト祝祭管のパルジファル(メットとの演奏は凡庸の極みですが、こちらは超名演)を聴きましたが、今年はクライバーの73年10月のウィーン国立歌劇場でのトリスタンとイゾルデのLive録音を引っ張り出してきました。クライバーのトリスタンは有名なDGのドレスデンシュターツカペレ盤(コロ、プライス、モル)、バイロイト74~6年盤、スカラ座との78年盤、シュトゥットガルトでの73年盤がありますが、一番好きなのがこの73年ウィーン盤なのです。清新さとドラマが一体となった名演奏、頻繁に聴く音楽ではないですが、居住まいを正して聴くと心に染み渡ります。先程聴き終えたのですが、体温が少し上がったような(笑)。

 

正月2日は鈴本(落語)、3日は都響、4日~5日は歌舞伎(新橋演舞場での孝太郎の金閣寺、音羽屋恒例の国立劇場正月公演)に行って参ります。

 

これからすき焼き用の肉を買いに行ってきます、では。