2012年5月13日(日)14:30開演
ヨハン・シュトラウスII世
『こうもり』
3幕のオペレッタ
台本:カール・ハフナー、リヒャルト・ジェネ
(アンリ・メイヤックとリュドヴィク・アレヴィの喜劇『真夜中の晩餐』を原作とする)
Musik von Johann Strauss
DIE FLEDERMAUS
Operette in drei Akten von Carl Haffner und Richard Genée
"Le Réveillon"von Meilhac und Halévy

指揮:アルフレート・エシュヴェ
Dirigent:Alfred Eschwé
演出:ハインツ・ツェドニク
Szenische Neueinstudierung:Heinz Zednik
舞台装置:パンテリス・デッシラス
Bühnenbild:Pantelis Dessyllas
衣裳:ドリス・エングル (エヴェリン・フランクのオリジナルに基づく)
Kostüme:Doris Engl (nach Originalentwürfen von Evelyn Frank)
振付:リリ・クレメンテ、スザンネ・キルンバウアー
Choreographie:Lili Clemente, Susanne Kirnbauer
合唱指揮:トーマス・ベトヒャー
Choreinstudierung:Thomas Böttcher

アイゼンシュタイン:セバスティアン・ラインターラー
Gabriel von Eisenstein:Sebastian Reinthaller
ロザリンデ:エリーザベト・フレヒル
Rosalinde:Elisabeth Flechl
アデーレ:べアーテ・リッター
Adele Beate Ritter
ファルケ博士:ダニエル・シュムッツハルト
Dr. Falke:Daniel Schmutzhard
オルロフスキー公爵:アルクサンドラ・クルーゼ
Prinz Orlofsky:Alexandra Kloose
アルフレート:ヴィンセント・シルマッハー
Alfred:Vincent Schirrmacher
イワン:ハインツ・フィツカ
Iwan:Heinz Fitzka
フランク:クルト・シュライプマイヤー
Frank:Kurt Schreibmayer
フロッシュ:ロベルト・マイヤー
Frosch:Robert Meyer
ブリント博士:ロマン・マルティン
Dr. Blind:Roman Martin

ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団、ウィーン・フォルクスオーパー合唱団
ウィーン国立バレエ団
Chor und Orchester der Volksoper Wien
Wiener Staatsballett

◆上演時間◆
第1幕 Act 1 14:30-15:25
休憩 Inter.  20 min.
第2幕 Act 2 15:45-16:45
休憩 Inter. 20 min.
第3幕 Act 3 17:05-17:55



「さあ、ままならぬことは忘れて、楽しみましょう」

何気ないので昔は気にもしませんでしたが、
今の自分には沁みる言葉です。
第2幕の有名な歌詞・セリフですね。


さて、フォルクスオーパーの十八番、こうもりです。
やはり筋が分かっていても芸達者な人達が演じると楽しいですね。

フレヒルのロザリンデは大人の女性、声量もありますね。
演技も上手く、ツェドニックの隠れ演出もさり気なく演じてくれました。

そしてアデーレは当初予定と異なりリッターというリリコでした。
ウィーンではバロックも歌っているようですが、
透明感のある声で大きな箱ではやや苦しそうですが、
見た目も麗しくモーツァルトやバロックで活躍するのではないでしょうか?

フランクのシュライプマイヤーが貫録の歌唱でした。
演技、声、微妙な演技(やりすぎない演技)・・・この人好きです。

そしてフロッシュに扮したマイヤー監督。
さすが役者、貫録が異なります。
変に日本語など交えずにいつものジョークも交えて大いに会場を沸かせました。

その他の出演者もなかなかの好演でした。
(アルフレートのシルマッハーはスゴイ声量でした。)

指揮はエシュヴェ、大ベテランですね。
オケも自然なポルタメントなど流石と思わせるところもありましたが、
前回来日時のハーガーの指揮の方がより躍動感があったかと・・・。

さあ、あとニ演目です!楽しみです!!

ままならぬことは忘れましょう!!!