バタバタで慌しく迎えた年末、本来はインバルのショスタコ12番で
終えるはずでしたが仕事で聴けず名演だったようなので心残りです。

今年最後は最近お気に入りのシューベルトの歌曲の紹介です。
Des Fischers Liebesgluchk D933 です。
日本語だと漁師の恋でしょうか?

アルチーナさんがお気に入りのプロハスカのドイツ的耽美的な
プロモ映像を何度も観るうちに嵌ってきました。
元々、ドイツ歌曲の小品はそこまでのめりこんで聴いている訳ではありませんが、
いくつかの曲は妙に心に残るものがあります。
そんな1曲となりました。

プロハスカのCDは輸入盤でさえ日本には入っていないようです。
コンサートやCDでもあまり取り上げられない印象ですが、
妙に気持ちが入ってしまう歌曲です。
長調に変調する箇所なんてゾクっとします。

プロハスカやゲルネの歌唱が気に入っています。
Fディースカウは上手い!けど、この曲についてはもう少し素直に聴きたいと感じました。
むしろ少し幼い表現ながらもゲンツの方を何回も聴くかもという印象です。
ボストリッチは来日公演で歌ったようですね、録音は残しているのかしらむ?