・モンテヴェルディ:ニンファの嘆き
・モンテヴェルディああ、 私は傷つき倒れる
・サンチェス:簒奪者にして暴君
・メールラ:カンツォーネ・ソプラ・ラ・ナンナ
・フォンテイ:アリアンナの嘆き
・モンテヴェルディ:ロマネスカ
・モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
・ネグリ:ニンファの変容
ロベルタ・マメリ(ソプラノ)
エマニュエル・シシ(ソプラノ&テナー・サクソフォン)
ファウスト・ベカロッシ(ダブルベース)
アルベルト・ロ・ガット(コントラバス)
ドナト・ストルフィ(ドラムス)
ラ・ヴェネクシアーナ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
録音時期:2009年11月
録音場所:イタリア、モンドヴィ
録音方式:デジタル(セッション)
モンテヴェルディ、マメリのファンとしては
購入せざるを得ないこのアルバム。
Jazzyなモンテヴェルディ歌唱と言えば
ジャルスキーも「ああ、 私は傷つき倒れる」では
アンコールなどでそのようななフィーリングで歌うことがありました。
マメリの来日リサイタルでも同様にこの曲を
JAZZYではないですが、ちょっと戯れバージョンとして
アンコールで歌ってくれました。
カヴィーナのモンテヴェルディ解釈は結構フォルムを崩してくるので
マメリにもう少し素直に歌わせて欲しいと思うのですが、
かなり雰因気が上手く作られていて面白いアルバムです。
何だこれ?というゲテモノではないのでご安心を。
若干やりすぎ感はありますけどね(笑)。
万人にという訳にはいきませんが、
この時代の音楽が好きな方にはお薦めできます。
かえって初めて聴く方が素直に聞けるかもしれません。
↓ アルバムの印象を素直に伝えてくれる映像
↓ ちょっとやりすぎて失敗しています。
アルバムはもっと素直に聴けます(笑)
↓ ポッペアの最後の2重唱。
今回のアルバムには含まれていませんが、
もともとカヴィーナはこういう解釈なので
こういうアルバムが作られたのでしょうね。
・・・・申し訳ないですが笑える演出です。