$rx1206の音楽探訪


・モンテヴェルディ:ニンファの嘆き
・モンテヴェルディああ、 私は傷つき倒れる
・サンチェス:簒奪者にして暴君
・メールラ:カンツォーネ・ソプラ・ラ・ナンナ
・フォンテイ:アリアンナの嘆き
・モンテヴェルディ:ロマネスカ
・モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
・ネグリ:ニンファの変容
 ロベルタ・マメリ(ソプラノ)
 エマニュエル・シシ(ソプラノ&テナー・サクソフォン)
 ファウスト・ベカロッシ(ダブルベース)
 アルベルト・ロ・ガット(コントラバス)
 ドナト・ストルフィ(ドラムス)
 ラ・ヴェネクシアーナ
 クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
 録音時期:2009年11月
 録音場所:イタリア、モンドヴィ
 録音方式:デジタル(セッション)


モンテヴェルディ、マメリのファンとしては
購入せざるを得ないこのアルバム。
Jazzyなモンテヴェルディ歌唱と言えば
ジャルスキーも「ああ、 私は傷つき倒れる」では
アンコールなどでそのようななフィーリングで歌うことがありました。

マメリの来日リサイタルでも同様にこの曲を
JAZZYではないですが、ちょっと戯れバージョンとして
アンコールで歌ってくれました。

カヴィーナのモンテヴェルディ解釈は結構フォルムを崩してくるので
マメリにもう少し素直に歌わせて欲しいと思うのですが、
かなり雰因気が上手く作られていて面白いアルバムです。

何だこれ?というゲテモノではないのでご安心を。
若干やりすぎ感はありますけどね(笑)。
万人にという訳にはいきませんが、
この時代の音楽が好きな方にはお薦めできます。
かえって初めて聴く方が素直に聞けるかもしれません。


↓ アルバムの印象を素直に伝えてくれる映像


↓ ちょっとやりすぎて失敗しています。
  アルバムはもっと素直に聴けます(笑)



↓ ポッペアの最後の2重唱。
  今回のアルバムには含まれていませんが、
  もともとカヴィーナはこういう解釈なので
  こういうアルバムが作られたのでしょうね。
  ・・・・申し訳ないですが笑える演出です。