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井上雄彦


小次郎編①  鐘巻自斎 あらすじ 


鐘巻自斎

                        (かねまきじさい)

   

中条流の剣豪であったが、剣を捨て村はずれにて隠遁生活を送る。


かつての弟子 佐々木佐康に托された 嫡男 小次郎を育てる事となった。


剣の道に破れ、生きる意味も見失った男を生かしたのは弟子より托された無垢なる瞳だった。






剣のみに生きてそれに破れた自斎は、人と関わる事すらままならない人間だったが、
人の良い近隣の農夫、久作やその家族に助けられながら小次郎を育てる。
実は小次郎は聾唖であり、ハンデを抱えていたのだが、自斎がその事実に気づくのは随分、後の事だった。
 




そんな中、村にはかねてからの懸案があり、顕在化。
その昔、村が野党に襲われ危機に瀕した時
、これを救い村の救世主と崇められた剣豪、不動幽月斎。

この男は村にとって最早 害悪、村に寄生する厄介者でしか無く、村の娘は14になると不動に摂られていた。

小次郎を育てる為、剣術指南で日銭を稼ごうとする自斎だったが村外れの変人を信用する者は居なかった。



海辺に建てられた剣術指南の看板を見つめる老人。村長だった。

不動幽月斎を討つ算段をしていた村長は剣術指南役を名乗る鐘巻自斎の腕試しを試みる。
 




鐘巻自斎の腕を知った長は不動様討伐を依頼する。
一度は承諾するも、断わろと考える自斎。

しかし、最も世話になった恩人、久作の長女が今年14になると知る。


刺し違えてでも不動幽月斎を倒す覚悟を決める自斎。 


深手を負いながらもかつての中条流の剣豪のそれは不動幽月斎を上回る。






村の救世主にすげ変わる事は良しとせず、小次郎と共に村外れへ帰る。

事を成し遂げた自斎だったが、自分の小次郎に対して自らの役割は終わった、と思い至る。

その続きを、かつて弟子であった、そして自らの、剣の道を断ち切った因縁の男に、心血を注いで育ててきた息子 佐々木小次郎を、伊藤弥五郎 改め、一刀流 伊藤一刀斎に託す。


グッときたポイント 












こんな人におすすめ 


剣豪達の物語故、殺伐とした表現も多く、そういう意味では万人にオススメ出来ないのかも知れません。


しかし世の中見たくないものから目を逸らし続けては生きられないのも事実。


自分はもう大人だと自覚のある諸兄には強くオススメ出来ます。


あとがきの様な物 


小次郎編読み直して思った事。


ブログ1つに纏めるの無理!!!(笑)


という事で、今回は小次郎の育ての親であり最初の師でもある、鐘巻自斎の紹介記事でした。おつき合い頂けた方、有り難う御座いました!