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渡邊嶺BLOG 「soccer ground」

日本サッカーのために、サッカーの話をするブログ。

こんにちは!
梅雨明けました。嶺です。

我らが日本代表は、ザッケローニ監督をワールドカップが終了し、日本代表の職を離れました。4年間も一緒にいると寂しいものです。会ったことはないですが。


報道では後任にアギーレ監督になる予定のようですね。
アギーレ監督は、実績や経験からも、非常に優れておりますし、文句のない監督だと思います。

ただし、下記は完全に私の意見ですが、後任監督には2つの要素を持った人が望ましいです。


一つ目は“海外を経験している日本人”です。


今回世界のベスト4に名を連ねた国の監督が、母国出身者でした。日本人監督でも優秀な人が多くいると思いますが、決定的に足りないことが、"海外を経験している"という事だと思います。


外国のトップリーグを肌で感じているものであれば、トップ選手がどういう動きをして、どのように考えて行動しているのかが分かります。


これは日本が世界で戦う上で非常に重要です。海外を知らないで海外を語る事は、食べたことないものを美味しそうに語るのと一緒で、説得力がありません。


今大会で言えば、ベルギーの監督のヴィルモッツ監督は2002年で対戦した元代表選手ですし、ブラジル代表も元磐田のドゥンガ監督に変わりました。韓国でもJリーガーとしても活躍したホンミョンボ監督です。


ワールドカップやJリーグで一緒にプレーした元選手たちが指導者になっているのに、Jリーグにはなぜ若手監督がいないのでしょう?これは大問題です。


上記の3人は、母国の英雄的選手であり、母国の代表選手にも説明不要な監督たちばかりです。これも日本人監督を推す一つの要因で、ザッケローニ監督が就任した際も、みんなに「ザッケローニさんはこんな人です。」と知らせなくてはいけませんでした。


選手たちは「すごい人だ。」と頭で理解しても、実際には言葉も通じずコミュニケーションが取れない監督を尊敬するにはすごい時間がかかったと思います。


その点、元日本代表で、海外を経験している選手は、日本人選手にとって説明不要。すぐにコミュニケーションもとれるし、戦術も浸透するはずです。


今回の4年間で、ザッケローニさんがやりたかった3バックが浸透しなかったのもコミュニケーションの問題があると思っています。
今大会が3バック(5バックともとれる)のチームである、オランダ、メキシコ、コスタリカなどが躍進しただけに、監督の戦術が浸透した姿を見たかったと、少し残念でした。



二つ目の要素は、“ワールドカップを率いたことがある監督”です。


それは、今までの日本のワールドカップの戦い方を考えると、グループリーグを勝ち上がったのは2回で、2002年日韓でのトルシエ監督と2010年南アフリカの岡田監督です。


両者ともに1998年のワールドカップで代表チームを率いており、どちらもグループリーグで敗れていますが、その経験を活かし自身2度目の大会では、日本代表をベスト16に導きました。


逆に1998、2006、2014大会は、岡田監督(1回目)、ジーコ監督、ザッケローニ監督と実績はあってもワールドカップは初経験。大会に挑む経験がなかったのです。


今回、アギーレ監督はメキシコ代表を率いて、ワールドカップを戦った経験があるので、正しい道に導いてくれるはずだと思っています。


自分が考える要素をどちらも満たす監督は、岡田監督くらいしか思い浮かびません。“だから岡田監督。”という訳ではなく、そこに問題があると思います。協会が次の指導者を意識して育ててこなかった責任を感じる必要があると思うのです。


今回、オランダを率いたファンハール監督の横にはクライファートの姿がありました。1998年のワールドカップで大活躍した選手で、自分も小さい時に大好きでした。バルセロナでの姿も忘れられません。彼はどんな形であれオランダのサッカーを引き継ぐでしょう。


そして次のヒディング監督体制のもとでは、ファンニステルローイがコーチに就任する予定です。しっかりと次の世代の指導者を育てていますね。


日本にも1998年の大会でプレーした名波浩さんや、長く代表で活躍した藤田俊哉さんなどが指導者の資格を持っています。ぜひ世界を知っている彼らにもっと大きな経験をさせて欲しいです。


また同様に、海外に出て指導をしている指導者の方々をしっかりと日本サッカー協会が評価し、日本代表のスタッフに呼んでもおもしろいと思います。彼らも世界を知っているのですから。


もしアギーレ監督に決まるのであれば、ぜひ日本人の若手指導者の方々をコーチ陣に含めて欲しいです。



それともう一つ、日本の最大の損失は、中田英寿選手を指導者の道へ導けなかったことだと思っています。

抜群の経験と、カリスマ性、世界での知名度、語学力などを考えても彼が指導者として活躍することが日本のサッカー界を変える一つの要素だと思っています。残念です。

もしかすると今後に指導者として戻ってくるかもしれませんが。。。


これからどんな監督になってもいいので、協会には日本代表が強くなるよう、長期的な視点を持つことを求めます。

長い文。略して長文。

REI