シュチタのタブロ回、ご覧になりましたか?

 

今までで1番リラックスしていたように見えたユンギ。

 

終始楽しそうに嬉しそうにお酒を飲みながらずっと喋っていて。

たくさんもぐもぐするユンギが珍しくてとても可愛かったし、今まで聞く事がなかったビハインドなんかも聞けて嬉しかったです。

 

シグネチャーサウンドの事話していましたけど、あれ実際はめっちゃ小さい「しゅが〜」でびっくりしますよ。

それ要ります?ってくらいのウィスパーですが、作り手のこだわりだということを理解して作り直してくれたなんて胸熱。

 

 

それにしても同じ憧れの先輩でも、交流があまりなかったテヤンとは全然違う雰囲気。

 

大先輩のシンドンヨプの時にはしなくていいと言われても横を向いて飲んでいたユンギが、同じ先輩でもタブロとは普通にお酒を酌み交わしている姿が2人の関係性をよく表しているなぁ、って思う。

 

かなり親しそうなのに生粋のHIGH SKOOLっぷりを存分に発揮していて、あぁ、この人はオタク心を持ってる人だなぁ、って思って。

 

テヤンにも、そしてこのタブロにも、長く続けて欲しい、って言っていて、引退しないで欲しい、記念日にはイベントをやって欲しい、って、それって全部私の気持ちで。

 

ユンギはきっとこのアミたちの気持ちをわかってくれているに違いない、って思うと同時に、去年のFESTAにコンテンツがほとんどなかったことを思うと、あの時のメンバーたちの追い詰められ度が今になってわかるというか。

 

やらなかったのではなく、できなかったんだなぁ、って思う。(やっぱりまだことあるごとに思い出すあの会食)

 

 

話を戻して。

本当にどうでもいい感想なんですが、タブロの話す言葉ってめちゃくちゃ聞きやすくないですか?

 

なんだろう、あの話し方。

 

韓国語だからもちろん理解できるわけじゃないんだけれど、綺麗な言葉だってことは間違いなくわかる。

 

この感想、伝わる方いるかしら?

 

タブロから滲み出る聡明さだけでは済まされない、あの雰囲気。

 

いくら聞いても疲れそうにない。

ずっと聞いていたい話し方。

 

そしていい話をたくさん聞けましたよね。

シンドンヨプの時もテヤンの時も思ったけれど、あんなにも成功している人たちがあんなにも謙虚なのってすごいなぁ、と思う。

 

全員が同じように「感謝を忘れてはいけない」「今が当たり前と思っちゃいけない」ってことを口にしますよね。

 

仕事柄いわゆるお偉い方々とお話しする機会が多いのだけれど、ほとんどの方が本当に謙虚で、人の話をよく聞き、知らないことは知らないと認め教えを請うてくる。

それが年下であっても、女であっても、部下であっても、外部の人であっても。

 

思うのは「成功しているから謙虚」なわけじゃなくて、「謙虚だから成功してる」のだろうな、ってこと。

 

 

タブロの言葉で1番感動したのは、自分が受けた辛い思いを他の誰にも味わって欲しくない、ってところ。

 

この「他の誰か」に自分の悪口を言った人、自分を憎んでいた人たちも含まれていましたよね。

 

それが夢だと。

 

これやばくないですか?

 

理想論だと切って捨ててしまえばそれまでだけど、すごいなぁ、って思う。

 

この話を聞いて、私はすぐにテヒョンの顔が思い浮かんだんだけれど、これはまた別の時にちゃんと書きたいと思います。

 

 

 

 

さて、またまた話を戻して。

 

今の自分のルーツとも言える人と一緒に肩を並べて仕事をしているって、どんな気持ちなんでしょうね。

 

エピカイのファンも認める、最も成功したHIGH SKOOLであるユンギとナムジュン。

 

 

今こそいつか書きたいと思っていた、ユンギとナムジュンのことを書く時が来たような気がする。(そんな大袈裟なものじゃない)

 

私にとってエピックハイの存在はユンギとナムジュンのルーツであると知る以前は知るわけもなく、当時知ってから貪るように聞いたわけです。

 

なぜかといえばその楽曲が好みなのはもちろん、私の中で全く別のベクトルだと感じていたユンギとナムジュンの2人が、同じアーティストの同じ曲が人生を変えた、と言ったからです。

 

これはあくまで私の主観なので違っている方も多いと思いますが、私はユンギとナムジュンは不仲なわけでは決してないけれども、音楽性の点で相容れないものが多かったように感じていました。

 

どことなく流れる2人の間の空気感がそう感じさせる、ってだけの曖昧なものなんだけれど。

 

私の見立てが全然違っていたのかもしれないけれど、私はずっとそう感じていたんですよね。

 

私がエピックハイを知ってその後数年が経っているわけだけれど、この空気感の答えは当然得ることはできていなくて、でも最近になって音楽の話や、人生観や、仕事やチームに対する思いを聞くことが出来て、話している2人の様子や、シュチタのRM回なんかを見ていて、その感じは少し変わってきているのかなぁって思っていたのです。

 

私はこうしてブログを書く時最低限の当たり前として、題材にする主人公のことはできる限り下調べをしたり、自分の記憶が正しいかどうか事実確認をしたりします。(それでも間違うことはあるけれど)

 

今回はタブロで、普段だったらBTSです。

 

過去の発言やインタビュー、私レベルの検索技能で知りうる情報ですが、エピックハイのタブロという人を知れば知るほど、彼がどれほどユンギとナムジュンに影響を与えているのか、「僕たちはエピカイが作ったチームだ」と言った意味がわかってきたのです。

 

2人が音楽を志すきっかけになったとして挙げた曲「Fly」は、歌詞を読まなければ、ノリの良い軽快でポップな曲でしかないけれど、その歌詞に込められたメッセージは生きていく中での苦悩や挫折、愛や夢に傷ついても、それでも飛ぼう、というような絶望の中にみる希望のような曲。

「つらいでしょ?」から始まることだけでもわかるように、ただただ背中を押すだけの曲じゃなく、自分のこととして話してくれ、君だけじゃないって痛みや怖さに寄り添ってくれているような気持ちになる。(注:あくまで私感)

 

当時、音楽の世界に進むことを反対されていたユンギにとって、きっと力になったんだろうなぁ、と想像する。

 

この曲だけでも、エピックハイというヒップホップグループが、自身の痛みや弱さを隠すことなく音楽にしているということがわかる。

 

極めて感情的で抒情的な歌詞。

 

これって防弾少年団が目指していたものと同じですよね。

 

「防弾少年団の音楽は防弾少年団の内面の話をしなければならない」

 

と言ったのはパンシヒョクだけれど、ユンギとナムジュンにはそのベースがすでにあった、ということなんだろうなぁと思う。

 

それにしても、インタビューなどで影響を受けたアーティストを聞かれても、エピックハイ以外にもエミネム、ドレイク、カニエウエストなどなど、ほぼ同じ人を答える2人。

 

それなのに2人が作る音楽は違うもののように感じるのは、同じ曲を聞いても受け取るものが違うからなんだろうなぁ、と思う。

琴線に触れるもの、インスピレーションを受けるものが。

 

そしてその受けたインスピレーションを展開する方法も違うのだと思う。

 

BTSが「BE」をリリースした時のコンテンツで、2人が楽曲制作について話しているものがありましたよね。

 

短いインタビュー形式だけれど、とても興味深かった。

 

ビートが大事というユンギとキーワードが大事というナムジュン。

 

PD要素の強いユンギと文学的で作家気質のナムジュン。

 

やっぱり全然違うんだけれど、そのどちらの要素も持っているのがタブロのように思えて、2人が今もタブロをリスペクトしているのかがわかるような気がします。


そして今思えば、2人が違うベクトルだからこそ、BTSの音楽は幅が拡がったのだと思うし、楽曲制作経験の浅いメンバーの助けになったのだと思う。

 

 

そんな2人のソロ活動。


極めて感情的で内面の物語をさまざまなジャンルのメロディに乗せる。

 

ナムジュンの「Indigo」がまさにそれに振り切っているように感じるし、その「Indigo」にタブロが参加しているのも、その曲がまたポップでありながらメッセージ性の強いものであることも意図的なのか運命的なのか。

 

ユンギの「D-3」(ってタイトルかどうかはわからんが)がどんなものになるのか、楽しみ。

 

「BE」リレーインタビューで、決まったジャンルがない、と言っていたユンギ。

アコースティックもいいし、ピアノもいいし、歌を歌うのだって、って。

 

どんな音楽を作ろうとも、その音楽がタイムマシーンのように聞いた人をその時の感情へ引っ張って行ってくれるだろうし、ユンギが繰り返しエピックハイの楽曲を聞き返しては、陰鬱な気持ちをやり過ごして前を向けているように、AgustDもまた誰かの夢や希望になるのだと思う。

 

 

こうしてみると、シュチタがとんでもなくすごい番組な気がしてきたのは私だけじゃないはず。

 

単なる音楽談義の番組じゃなくて、人生観や死生観、はたまた結婚観にまで話が行くわけで。

 

ユンギが結婚について、娘について、先輩方と話しているのもこれまた音楽の話を聞くのと同じくらい興味をそそられますよね。

 

タブロが子供について言った「自分が愛する人と自分。自分が1番愛する2人に半分ずつ似た存在がどれだけ美しいことか」って表現、すごいですねぇ。

 

タブロ的にそれは意図してなかったと思うけれど、この世に存在するすべての人がそういう存在なんだよね、私もそうなんだよな、ってなんだか胸が熱くなってしまいました。(何があった?私!)

 

パパになることを「どんな感じなのか全く想像もできない」と言ったユンギ。

 

タブロは今のユンギの歳には結婚していたという事実を知り、はぁぁ、ってなっている私。(ブログの締めがこれでいいのか?)

 

 

(え?テヤンも29歳で?)

(ペンのみなさんどうやって乗り越えたんでしょうか)

 

(色々考えさせられるな〜、シュチタ、やるな〜)